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シクロクロッサーはクリテリウムに強いのか~JBCF宇都宮クリテリウム

2020.08.29 Sat

こんにちは、南麻布店のかわちゃんです。

前回のブログから少し空いてしまいましたが、
8月8日に行われましたJBCF宇都宮クリテリウムに参加してまいりました。

自分の参加しているJエリートツアーは速い順(いわゆる豪脚順ね)からE1からE3までグループ分けがあり、自分のグループはE3という、一番下に位置するグループ。

その分裾野も広く、まして今年はレースが限られているのもありエントリーが集中し、E3は二つのグループに分けられた上に、それぞれ80人近いライダーが出走する苛烈なレースとなりました。

▲今回のコースレイアウト、1.1kmの直線をどう立ち回るかがキモとなった

まして市街地の公道をクローズして1周2.2kmの3つのヘアピンと鋭角コーナーで繋いだサーキットをひたすら80人でぐるぐる回るクリテリウムレース。

とにかく怪我無く、安全に走らなくては……!

この日のスケジュールは自分の走るE3の1組目は
午後2時を回ってからのスタートということで時間的に余裕があり、
翌日に行われるロードレースコースの試走を午前中に行い、お昼過ぎに現地入り。

受付後、お昼からのレース前試走のあと車検を受け、レースに備えました。

レースの周回数は12周。
自分の所属するウィンディー筑波から、一緒に一組目に出走するのは自分のほか二人。
17歳の若いエースの山崎くんと、これまた20歳の若武者高橋くん。

▲レース前の雰囲気、左から自分、高橋、山崎の3人、自分以外はアレースプリントを使う

今日の2回の試走でお互いコンディションを確認していて、二人ともかなり調子が良く、ロードコースでの試走では、自分はやや二人に遅れてしまう瞬間もあり、巡り合わせによっては38歳のおっさんである自分が、二人のアシストをして戦う必要も出てくるだろうなとレース前にぼんやり思った。

クリテリウムのレースはコースレイアウトの性質上、コーナーごとに急減速と急加速をひたすら繰り返し、そのひたすらな高出力の加速に耐えられなくなった選手が集団からこぼれて脱落していき、どんどん集団が小さくなり、やがて最終的にセレクションされた選手たちでゴールスプリントする、というのがわかりやすい言いかた。

見ている側としては単純なコースをひたすらぐるぐるしているだけで、
なんとなく何が起きてるのかわかりにくいものではあるのですが、
実際には集団内ではいろいろなことが起きていて、
走ってる側としては一瞬たりとも気が抜けないシビアなレース。

自分がメインで取り組んでいる競技「シクロクロス」とはスキルやフィジカルの特性が近く、比較的得意じゃないかと言われてるレースではあるものの、
レース前のコンディションやチームメイトの仕上がりを見ていると、
ひとまずどこまでレースに残れるか……という不安な気持ちが半分以上だった。

時間になり、チームメイトと一緒にコースイン。

バイクペーサーの後ろにつき、最初のヘアピンを曲がるとすぐにリアルスタートが切られ、自分も後ろへ下がるまいとペダルに力を入れた。

▲スタート直後、密集したヘアピンは常に緊張した

チームメイトの山崎くんが調子が良いという言葉に偽りなく、集団前方へ勢いよく上がっていき、そのまま集団前方で展開していく。

自分はすぐに心拍が180を超え、予想はしていたものの急減速後の急加速、
いわゆる「インターバル加速」がやはり苦しく、1周目2周目とコーナーを回るごとに、少しづつ遅れていき「まずいな…」と思いつつも、集団の中でじりじりと後方へ下がっていってしまった。

シクロクロスで密集集団での位置取りや、立ち回りなどは比較的慣れているものの、スタート直後のペロトン(集団)はかなりカオス。

どの選手も足が元気というのもあり、思い思いの居場所を取ろうと、斜行や接触も多くかなりヒリついていて、足があったとしても、あまりにおっかなくてリスクは取れなかった。

▲レース序盤、すでに後方には苦しい展開の選手も見える

そんな中、チームメイトの高橋くんも集団の前方のほうへあがり、
自分は彼の背中が見えるギリギリの集団の後方にしがみついていた3周目
集団前方、それも3人目くらいでヘアピンに進入した選手が突然の落車!

集団後方でそれを見ていた自分は、直感的に「ここは上がっていかないとゲームオーバーになる!」と感じ、落車した選手を避けようと、右へ左へとカオスになったペロトンの中で猛然と加速し、どさくさに紛れるように、一気に集団前方へ上がっていく。

このヘアピンカーブの直後は向かい風区間になっており、
案の定ペロトンは縦に伸び、立ち往生してしまった選手とうまく切り抜けられた選手で中切れが発生。

自分と山崎くんはうまくこの落車に対処できたものの、
高橋くんは巻き込まれなかったものの、ポジションを下げてしまい苦しい展開になってしまった。

▲レース中盤、高橋くんが中切れに捕まってしまった……!

この落車を見てか、落車発生後にペロトンの雰囲気が変わり、それまでのヒリついていた空気は収まって、自分自身もうまく前方へ上がることができ、位置取りに落ち着いて対処できるようになってきた。

自分自身はもともとロングライドやウルトラディスタンス系ライダーというのもあり、長時間巡行などは得意なものの、スプリント力、瞬発力が苦手分野。

ヘアピンでのインターバル加速で毎回苦戦して、ややポジションを落とすものの
そのあとの直線の伸びが良く、なんとかヘアピンでのライン取りや進入位置に気を使いながらも、なんとかペロトンの中で周回を重ねていく。

相変わらず山崎くんは調子がよさそうで、集団前方でローテーションに加わっている。

ときどき自分も集団前方へ上がるタイミングがあり彼に「足の調子はどうだ?」と話しかけると「めっちゃ調子が良い、余裕あります」と返ってきた。

実際一緒に練習していて、彼の強さは自分もよく知っているので、
これは着に絡めるかもなぁとぼんやり思った。

振り返るといつの間にかペロトンの中に高橋くんの姿がなく
レース中盤を回ってウィンディーは自分と山崎くんの2人が先頭集団で残っている展開になった。

しかしながら調子のよい山崎くんに対して、自分はずっと集団内で苦戦していた

心拍計は相変わらず185あたりをずっと差しており、言ってしまえばオーバーレブ状態。

なんとか体を休めようと、直線で踏み方を変えたり、後方で休んだりといろいろ考えて立ち回るが、ずっと185のままで、心拍計が壊れちゃったんじゃないかとすら感じた。

集団の中でもだいたい中頃から後方が定位置に、時々タイミングによっては前のほうに来るような、あまり良い動きではなく、ギリギリのような展開だった。

レース終盤にかけてのペースアップがあっても耐えられるように、なんとか最後のカードは持ってはいたが、それが自分のカードで対処できるレベルのものなのかどうか……

そんなレース終盤、残り3周に差し掛かったところで、集団前方で調子よく回していた山崎くんが第1コーナーのヘアピンを回った後、突然失速して自分の右側から集団の後方へ落ちていった。

何が起きたのかは理解できなかったが、次の周回にコース脇で止まっている彼を見つけ、ウィンディーの生き残りは自分だけになったことを悟った。
これは自分のスプリントをすることになるな」と気持ちを引き締める。

▲レース終盤、小さくなったペロトンを走る自分

レース中ひたすら苦戦していたものの、レース終盤になると周囲も疲労が見えてきたのか、集団の前方に上がりやすくなっており、ラスト2周の周回に入った時
「ひょっとしたらゴールスプリントに絡めるかもしれない」と感じ、
最終周回に入ると、「さぁ、どう立ち回ろうか……」と意識するようになっていった。

自分は瞬発力がないため、相手を見て踏んでいたのでは間に合わない。
早めに仕掛けてロングスパートで踏み続けるのが理想形だ。

最終周回、周囲も勝ちを意識した連中が積極的にペースを上げてペロトンが活性化する。

自分も何とか遅れまいと積極的に踏んでいくが、やはり苦しい!

コース最後のヘアピン、活性化したペロトンの中で自分はインサイドを取ってしまい、減速が必要な苦しいライン取りで回らざるを得ず、ここでスプリントとしてはかなり厳しい展開になってしまった。

それでも、最終コーナーから約500m近くある長い直線は「踏み続けられる」自分の脚とは相性が良く、コーナーを立ち上がると下ハンドルへ握り替えて、全身全霊でペダルを回した。

頭を低く!
もっと重いギアを!
もっと速く!!

かなり後方からのスプリントになってしまったが、長い直線で左サイドから何人かとらえることができ、そのまま複数人でゴールラインへハンドルを投げ込んだ。

その直後、コースの右サイドの選手がフェンスにバイクをひっかけて派手に落車が発生、ゴール前は自分のレベルでも60km/hは出ているのもあり、選手が一人吹っ飛んでいるのが見えた。

結果は17位、ゴールスプリントには25人が残っており、その中ではあまりめざましい順位ではなかったけれど、「順位を争うレース」ができたことは何よりの充足感が感じられた。
群馬CSCで情けないレースをしてしまった後だっただけに……。

ゴール前の心拍数は197を差しており、ゴール直後は体がバラバラになってしまいそうなほどだった。

▲ゴール直後、カメラを向けられた自分、ひどい顔である

レース後途中で脱落した山崎くんと話すとどうやら「チェーンが落ちてしまい戻せなかった」とのこと。

この日、試走ではほかの二人に比べて、自分は仕上がってないように感じたけれど、しかし実際レースで最後まで残ったのは自分だけだったというのは、
なかなかレースは脚力だけじゃないんだなと、改めてレースの難しさと面白さを考えてしまう結果となった。

▲この日はBORA WTO45を使って戦った、もちろんチューブレス運用だ

この日は宇都宮市内に宿泊し、翌日は森林公園付近で開催されるロードレース。
リカバリーに努め、翌日に備えることとなった。

(つづきます)

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