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Bianchi(ビアンキ)Oltre XR(オルトレXR)を6870Di2アルテグラ仕様で組立しました

WRITTEN BYbiciamore

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今日もオルトレ(以下略)

当店よりお買い上げ頂きました105本目のBianchi ビアンキ Oltre XR フレームセットを

シマノ 6870アルテグラDi2コンポーネントを用いて完成車にしました。ご依頼ありがとうございます。

私がoltreを組み組みするのも今回で8台目でございます。

 

踏んだら踏んだだけキッチリ進む剛性があるのに

ロングライドしても脚に優しく

ヒルクライムしても軽いのでスイスイ登れてしまう・・・・・

まさに昨日の自分を「オルトレ」してしまう!

 

そんなビアンキのオルトレはビチアモーレ是非にともお任せ下さい!

 

当店のoltreフレームセット販売数は100を超えております♪

2015年モデル oltre XR2も絶賛予約受付中でございます!!!(ご予約はこちら)

 

さて宣伝はこの位にしまして早速作業を開始しましょう。

 

2013年モデルのoltre XR 電動専用フレームに6870アルテグラDi2キット、WH-6800アルテグラホイールをメインに

完成車にするのが今回のミッションです。

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先ずは各コンポーネントパーツを繋ぐエレクトリックケーブルを全て

フレーム内に通してしまいましょう。

用意したケーブルは以下です。

品番 EW-SD50 エレクトリックワイヤー

300mm ×1本・・・・・フロントディレイラーから中継ジャンクションB用

350mm ×3本・・・・・左右STIレバーからステム下部へ取付のジャンクションA用、

またダウンチューブ上にマウントするバッテリーから中継ジャンクションB用

650mm ×1本・・・・・リアディレイラーから中継ジャンクションB用

1200mm ×1本・・・・ジャンクションAから中継ジャンクションB用

以上の6本を用意。

ケーブルの長さはフレームサイズを考慮して

 

oltre XRのフレームは勿論、ケーブル内装型です。

機械式のインナーケーブルであれば私が得意とする

「マグネットDE誘導大作戦」が通用するのですが

Di2を繋ぐのはシフトインナーケーブルではなく、エレクトリックワイヤー。

なのでマグネットに反応しません。磁力で誘導できないとなると別の方法をとる事になります。

 

 

そこでこのような工具?を作成。

交換済のシフトケーブルを再利用しエンドキャップを装着。

 

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これを「マグネットDE誘導大作戦」によって

エレクトリックワイヤーを通す箇所全てにシフトケーブルを通します。

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右側チェーンステーにシフトケーブルが通りました。

通ったシフトケーブルの先端とエレクトリックワイヤー(以下EW)の先端をなんらかの方法で繋ぎます。

私は最初ビニールテープでグルグル巻きにしていましたが、(こんな感じで↓)

 

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こちらの方が良さげですネ。

 

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EWとシフトケーブルを結んでから

 

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先に通したシフトケーブルを引っ張ると・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

いとも簡単にEWがフレーム内部を通ります!後は同じ事を繰り返せば配線は終了です。

 

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一回通したEWが抜けない様に

マスキングテープで仮留めしておくとより安心ですネ。

 

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上の画像は仮配線の為BBシェルの下からケーブルが出ていますが

BB圧入時に邪魔となるのでBBシェル上側からケーブルが出るようにしましょう。

 

各ケーブルを内装用ジャンクション SM-JC41 に接続し、シェル上部からシートチューブ内に収めてしまいます。

フレーム内部にエレクトリックワイヤーや内装ジャンクションを収めた後、

フレームを揺さぶっても中で暴れない様(カタカタ音がしないよう)ある方法で抑えます。

どんな方法か?それは秘密でございます。タイラッp・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんでもございません

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続いてダウンチューブ上にDi2バッテリーを搭載しましょう。

ダウンチューブ上に二箇所、バッテリーマウントに固定するボルト穴がありますので、

バッテリーマウント  SM-BMR2-Sを用いてバッテリーを装着します、が、しかし・・・・・・・・

(これまでの画像と文章からこの後起こる問題が予想できた方は生粋のOltreマニアです。笑)

 

赤丸の箇所、ダウンチューブとバッテリーマウント下部が接触しているじゃありませんか!

ボルトを締め付ければ装着できなくもありませんが

マウントが湾曲してしまい、バッテリーが装着不可になります。Oh・・・・・・・・・・

これは完全に想定の範囲外でした。

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結論から言いますとこのフレームセットはカンパニョーロのEPS専用フレームだったのです。

2013年モデルのoltre XR は機械式フレーム、シマノdi2専用フレーム、カンパEPS専用フレームの3種類。

作業前の検品時、シートポストに内臓するバッテリー固定金具が無かった事や

妙な位置に開けられたボルト穴に違和感があったのですが。

 

ここ本来はカンパのパワーユニットを搭載する場所です。

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今までオルトレを多数取扱いしているにも関わらず完全に私の知識不足でした。

(そう言えばヴァカンソレイユDCMが使用したバイクがまさにそうですね)

 

しかしここで手を止める訳にはいきません。

 

崖っぷちパワースイッチを押して脳みそをフル回転させる事5秒。

 

微妙に厚さの異なるワッシャーをかまして無事装着完了。

画像では分かりにくいですが0.3mm程のクリアランスがあります。

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バッテリー装着後、コンポの仮組によって通電&動作確認が完了したのでBBを圧入。

装着したBBはTOKEN製のBB30フレームにアスクル径24mmのシマノクランクを装着できる変換BBです。

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フレーム内の配線とBB圧入が完了すれば後は早いです。

オルトレは対応フロントディレイラーがバンド式ですので、

お約束のバンドアダプターSM-AD67-L φ34.9を用意。

 

シリーズ品番が6770アルテグラDi2ですがFD-6870にも対応します。

 

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ハンドルはFSA TEAM ISSUE 、ステムはOS-99を用意。

カーボンパーツは3kよりUD柄のほうが好みです。

個人的に今1番アツいハンドルとステムはDedaのスーパーレジェーラです。

自分用にイタリアンバイクを組むなら必ず付けます。

 

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ステムとハンドルをセットし、デュアルコントロールレバーとジャンクションA 5ポートを取付。

今後のスプリントスイッチ等の増設に対応します。

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カーボンスペーサーをステム下に45mm重ねた位置でコラムカット。

かなり長めにコラムを残していますが

なんとご依頼の方はこのoltre XRが初めてのロードバイクとの事。

ポジション変更幅を確保するため、あえて長めでカットさせて頂きました。

ステム上に5mmのスペーサーが乗ってますがこれは鉄則です。

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ホイールはシマノ WH-6800アルテグラホイールを用意。

この価格でそこそこ軽く、ハブは天下のシマノ様なので勿論スムース、

しかも魔法の絨毯のような乗り心地をタイカンできるチューブレス対応と文句なしの性能、

まさにベストインクラスという言葉が相応しいホイールセットです。

カンパのような派手さはありませんが堅実なモノづくりを行うシマノを象徴する製品ですね。笑

センターもばっちり出てました。

 

スプロケットは11-28T 、タイヤは耐摩耗に優れ、デイリーユースにピッタリなミシュランのリチオン2を装着。

因みに私が素手ではめる事のできない唯一のタイヤです。

今後この作業はおことわ・・・・・・・・なんでもございません。

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ホイールを装着し、チェーンを適正な長さでカットし接続。

この時クランクも合わせて装着し、フロントディレイラーの位置決めも行います。

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新品のFDに貼られているステッカーに目安が記されているので位置決めは超簡単です。

このステッカーはこれから親切ステッカーと呼びましょう。

この作業と平行して私用でSRAMのFORCE22を組込みしたのですが

似たようなステッカーがFDに貼ってあったにも関わらず、まったくアテになりませんでした。

こちらは不親切ステッカーと呼びましょう。ちっ。

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サドルや前後キャリパーブレーキを仮付し、全体の雰囲気を確認します。

ここまできたら完成までもう少しですね。

M様、完成までもう暫くお待ち下さいませ!

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メンテナンススタンドからバイクを下し、EWの配線を綺麗に収めて

前後ブレーキの組み付けと調整をします。

ブレーキアウターの長さが決まり次第、ビニールテープでハンドルに固定しましょう。

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天下のシマノ様がこうしろと仰るので

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素直に従いました。

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ブレーキインナーケーブルには「マグネットDE誘導大作戦」が通用します。

画像で手順をご覧下さい。

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できました。

恐らく説明分は不要でしょう。多分。

この作戦を行うにあたってありとあらゆるマグネットを試してきましたが

キャットアイのサイコンに付属するマグネットがダントツで優秀です。

強力な磁力とピンセットで持ちやすい形状が◎ですね。

 

 

最後にバーテープを巻いて、無事完成です。

バーテープは勿論、リザードスキンズのチェレステ。

 

 

ご依頼のM様、お待たせしました。

ビアンキのフラッグシップの堂々たる姿をご覧下さい。

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最後に店内にて写真撮影を終えた後、オーナー様の元へ納車させて頂きます。

今後、バイクコンディションの維持、向上にかかせないメンテナンス法など

ご相談いただければいつでもアドバイス、ご希望に沿えますメンテナンスメニューの提案をさせて頂きます。

なにかございましたらお気軽にご連絡下さいませ♪

 

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コンポ組付、オーバーホールご依頼、その他メンテナンスにつきましてはお気軽にご相談下さい。

TEL/FAX   0797-38-5581

メールアドレス info@biciamore.ne.jp

担当 阿藻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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