ロードバイクにおすすめの携帯ポンプ&CO2ボンベ12選と使い方
WRITTEN BYbiciamore
blogロードバイクに乗るときに持っていると安心なアイテムのひとつが携帯ポンプです。
乗車時間が長くなるロードバイクは相対的にママチャリなどシティサイクルよりもパンクのリスクはあがります。もしものときに備えておくととっても安心な携帯ポンプを今回は紹介したいと思います。
「携帯ポンプを買うか迷っている」
「どの携帯ポンプがいいか分からない」
「携帯ポンプの使い方が分からない」
「結局携帯ポンプとCO2ボンベどっちがいいの?」
という方はこの記事を参考にしていただければと思います。
1. 全てのライダーは携帯ポンプやCO2ボンベを常に持っている?
通勤や家の近くで乗る時なども常に持っている人は比較的少ないと思いますが、ロングライドの際にはパンク修理アイテムとして持っている人が多いアイテムです。
携帯ポンプは、通常の空気入れと比較するとピストン回数やパワーが必要なので、ロードバイクに乗り慣れた人の中ではCO2ボンベがかなり普及しています。
CO2ボンベは1回の使い切りとなりますが、一瞬で空気が入れられる上に携帯性が高いため、とても便利です。
2. 携帯ポンプとCO2ボンベどちらを選ぶ?
携帯ポンプがおすすめな人
・携帯ポンプの見た目が好きな人
・数日かけてロードバイクで旅行するような機会がある
・パンクの回数が多い不運な人
・とにかくパンクなどのトラブルが不安な人
CO2ボンベがおすすめな人
・できる限り荷物を減らしたい人
・時間と労力をカットしたい人
・ロードバイクの見た目をスマートにしたい人
私がロングライドの際にをどちらか一つを選ぶとしたら、「CO2ボンベ」です。
もちろん携帯ポンプは何度でも使うことができる安心感はありますが、一度CO2ボンベの楽さを知ってしまうと何十回何百回とポンピングする手間がかなりキツく感じられます。
CO2ボンベは失敗すると使えなくなる不安がありますが、一度でも使って慣れておけば何の心配もありません。また、携帯ポンプは嵩張るアイテムの一つなので、持ち運びで苦労したりかっこいいロードバイクの見た目を損なう可能性もあります。
逆にグラベルロードなどは「ついていることがかっこいい」といった見た目のメリットがありますが、レーシーなロードバイクに携帯ポンプがついていると不格好になってしまいます。
乗り方にもよりますが、きちんと空気の入ったタイヤで路面を選びながら走ればそうそうパンクすることはありませんので、どちらか一つ選ぶとしたら個人的にはCO2ボンベをおすすめします。
3. 携帯ポンプの使い方
通常の空気入れと同様に、チューブのバルブにポンプのノズルをつけて、空気を送ります。
バルブにねじで締めていくものや、押し当てるだけてバルブへの取付が完了する簡単なタイプなど
形態は様々です。
チューブを交換するときに、新しいチューブに少しだけ空気をいれておくと、タイヤの中にうまくチューブをはめこみやすくなります。携帯ポンプはこうした「少しだけ空気をいれておく」場面で便利に使うことができます。
空気の入れ始めで様子をみてタイヤがうまくはまっているか確認がをとりましょう。大丈夫であればポンピングを続けて空気を充填していきます。
空気が入ったらノズルをバルブから取り外します。
4. CO2ボンベの使い方
1.まずCO2ボンベをインフレーターに取り付けます。
すばやく回し入れないとCO2が抜けてしまうのでキュッと締め込みましょう。
2.バルブにインフレーターをしっかりと取り付けます。
ここができていないとCO2を入れる際に漏れてしまいますので、きちんとはまっているか確認しましょう。
3.インフレーターの栓を少し開け、ビードがきちんとはまっているか等を確認します。
4.栓をすべて開けてCO2を入れます。このときボンベが急激に冷えますので、グローブなどで覆って直接触れないようにしてください。凍傷やけどの危険がありますので、注意して扱いましょう。
また、CO2は分子が小さくチューブから抜けていくのが早いのであくまで緊急用と考え、自宅に帰ったらフロアポンプで空気を入れ直しましょう。
また、インフレーターの種類によってはバルブに押し当てるだけでCO2が注入されていくタイプもあります。怪我の危険性もありますので、取扱説明書をよく読んだ上で使用してください。
5. 携帯ポンプの選ぶ時のポイント
携帯性
軽いものは約20gから重いと500gのものまである携帯ポンプですが、使いやすいからと言って大きすぎる物を選んでしまうと荷物になるから使わないという残念な結果になってしまいます。
コンパクトさと使いやすさはトレードオフの関係にあるので、使用頻度や安心感を天秤にかけてサイズを選ぶことになります。
ロードバイクを始めたときは「どれくらいの頻度でパンクをするのか」「パンク修理にどれくらいの時間や労力がかかるのか」などわからないことが多いので、携帯ポンプを購入したときには一度試しに使ってみることをおすすめします。
空気の入れやすさ
デザインと軽量性だけで選んで、実際に使ってみるとポンピングが大変すぎて使い物にならなかったというケースもよくあります。携帯ポンプにも種類があるので、自転車旅行に持っていってガッツリと空気入れとして使いたいのか、ライドに携帯するお守りがわりとして使うのか、用途によって選んでいくのがベストだと思います。
通常のフロアポンプのように展開して使えるタイプは小さくても体重を使って空気をいれられるので、1番バランスが良いのでおすすめしたいタイプです。
6. タイプ別おすすめの携帯ポンプランキング
超小型携帯ポンプおすすめ3選
3位 TNI スーパーマイクロポンプ
定価:3024円
素材:アルミ
重量:80g
全長:140mm
携帯性:★★★★★
ポンプ力:★☆☆☆☆
デザイン性:★★★★☆
小さめのサドルバッグにも収まるコンパクトなポンプ。
素敵なシルバーの仕上げで所有欲も高まります。
2位 PDW ninja pump
定価:4000円
素材:アルミ
重量:
全長:150mm
携帯性:★★★★★
ポンプ力:★☆☆☆☆
デザイン性:★★★★★
仏式バルブだけでなく、マウンテンバイクなどで使われる米式バルブにも対応しています。
見た目が美しく、ボトルケージ横に取り付け可能です。
1位 air bone スーパーミニポンプ
定価:2149円
素材:アルミ
重量:59g
全長:99mm
携帯性:★★★★★
ポンプ力:★☆☆☆☆
デザイン性:★★★★☆
今回紹介する中で最も小さく軽いポンプです。
手のひらサイズでありながら、7気圧まで空気をいれることが可能です。
カラーバリエーションが豊富な点と、高級感のあるアルミボディから見た目も大変良いです。
超小型タイプをメインポンプとして使うのは労力としてかなり厳しいので、これを持っていくとしたら、Co2ボンベが使えなくなったときの保険として持ち歩くのが1番かと思います。
この大きさなら背面ポッケでもサドルバッグでも場所を取らず、コンパクトにいれておくことができるので、念のために持っておきたいポンプとしては最もおすすめできる一品です。
小型携帯ポンプおすすめ3選
3位 GIYO GP-61S
定価:1180円
素材:アルミ
重量:85g
全長:212mm
携帯性:★★★★☆
ポンプ力:★★★☆☆
デザイン性:★★★☆☆
かなりの低価格ながら空気圧計まで搭載した携帯ポンプです。収納時はコンパクトですが
シリンダーが大きく伸びてストロークを増やします。もちろん取付ブラケット付属。
GIYOの魅力はなんと言っても値段の安さ、携帯ポンプの使い勝手に不安があるときは試しに買っていてはどうでしょうか。
2位 パナレーサー 携帯ワンタッチポンプ
定価:2400円
素材:アルミ
重量:85g
全長:170mm
携帯性:★★★★☆
ポンプ力:★★★☆☆
デザイン性:★★★★☆
仏米式2タイプに対応し、ホースが伸びるので力の入りやすいやり方でポンピングができます。
バルブに差し込むだけで回す必要がない、使いやすさを重視のポンプです。
日本企業製品という安心感もあります。
1位 TOPEAK RaceRocket
定価:3600円
素材:アルミ
重量:85g
全長:180mm
携帯性:★★★★☆
ポンプ力:★★★☆☆
デザイン性:★★★★☆
便利なサイクルグッズを数多く発売しているトピークの携帯ポンプ。
5色のカラーバリエーションがあり、フレームにも馴染みやすいと思います。
さらに軽量なカーボンでできたモデルもラインナップされています。
こちらも収納されているホースを伸ばすことでポンピングがやりやすくなります。
フロアポンプ型携帯ポンプおすすめ3選
3位 SILCA impero ultimate frame pump
定価:22000円
素材:アルミ
重量:
全長:440~470mm
携帯性:★★☆☆☆
ポンプ力:★★★★★
デザイン性:★★★★★
これはフロアポンプ型ではないのですが、フレームにはめ込むタイプの携帯ポンプです。
フレームサイズに合わせてS~XLまでサイズがあります。ちょっと値は張りますが、仕上げの美しさとポンプとしての精度が半端なく良いので、魅せるグッズとして付けて走ってみたいものです。
2位 GIYO GM-71
定価:3240円
素材:アルミ
重量:200g
全長:275mm
携帯性:★★☆☆☆
ポンプ力:★★★★☆
デザイン性:★★★☆☆
ハンドルが折れて展開でき、足で踏むステップ部分もあるので、携帯ポンプというよりは小型のフロアポンプといえるアイテムです。もちろんバルブまではホースになっておりバルブまで導きやすく、空気圧計まで搭載のされています。
大きさと入れやすさのバランスが取れているポンプだと思います。
1位 パナレーサー BFP-AMAS1
定価:2521円
素材:アルミ
重量:200g
全長:340mm
携帯性:★★☆☆☆
ポンプ力:★★★★☆
デザイン性:★★★☆☆
こちらは仏式、米式、英式すべてに対応した安心感の強いポンプです。
見た目からがっちりしていて、携帯ポンプとしてはやや大型の部類に入ります。その分ポンピングでも抜群の安定性を誇り、自転車旅行のお供としても最適ではないでしょうか。
ボール用のアタッチメントも付属しており、ロードバイクの用途だけだなく1家に一台あってもよいかもしれません。
フロアポンプ型の定番モデルと言えるでしょう。
7. おすすめのCO2ボンベ3選
3位 cannondale BMT6ファンクショナルツール
定価:2310円
素材:アルミ
重量:190g(ボンベ込)
全長:
携帯性:★★★★★
デザイン性:★★★★☆
インフレーター機能が追加された携帯工具です。インフレーター単体でも場所を取るので、なるべく荷物を増やしたくないときに使えると思います。ただCO2入れやすさの点では他に劣ります。
2位 LEZYNE ALLOY DRIVE CO2
定価:3570円
素材:アルミ
重量:46g
全長:
携帯性:★★★★★
デザイン性:★★★★☆
アルミケースがついているので冷えるボンベを直接触れずに作業することができます。
利便性も大事ですが、見た目が美しく所有欲をみたしてくれる点も魅力的な一品。
1位TNI CO2 インフレーター
定価:1620円
素材:アルミ
重量:190g(ボンベ込)
全長:
携帯性:★★★★★
デザイン性:★★★☆☆
「CO2インフレーターといえばこれ」といえるぐらいシェア率の高いアイテムだと思います。
なんといっても蛇口のような開閉バルブが非常に使いやすいです。微妙な勢い調整ができ、初めてインフレーターを使う人も安心して作業できると思います。
なおかつ値段も安いので、これを選んでおけば間違いないインフレーターのベストセラーです。
ロードバイクはタイヤが細い=パンクしやすい、というのは私自身も最初に抱いていた不安のひとつでしたが、乗り慣れてみると予想していたよりパンクは少なく感じています。
上にも書きましたが、きちんと適正値の空気圧で路面を選んで走っていれば、ロードバイクはめったにパンクしない乗り物です。
私も1ヶ月に2000km近く走り込んだ時期もありましたが、その間もパンクは一度もありませんでした。
しかし、ときには運が向いていない日もあります。落ちていた釘がささる、原因不明のスローパンクなどなど、一日で2度パンクしたこともあります。
そんな時に助けてくれたのは携帯ポンプでした。
使う機会は少ないかもしれませんが、使うときがきたその時はできれば安心感のあるものがあるといいですよね。
ぜひ今回の記事を参考にして転ばぬ先の杖として良いポンプを選んでいただければと思います。