恐竜のように走れ!アルミロードが面白い!
WRITTEN BY川ちゅん blogこんにちは!
南麻布店のかわちゅんです。
みなさんは初めて買ったスポーツバイクを覚えてますでしょうか?
アルミのエントリーグレードやクロスバイクという方、多いのではないでしょうか?
自分もそうです。
▲初めて買ったスポーツバイクはアルミのクロスバイクでした
最近のアルミのエントリーグレードのモデルは、各メーカー力を入れてますし
非常に完成度の高いモデルが多く、なおかつ価格もお手ごろなものが多いです。
しかし、お手ごろモデルが多いとはいえ、実は奥が深いアルミフレーム。
今日の話題は、みなさんお馴染み「アルミフレーム」バイクの世界をご案内いたします。
というわけで、ちょっと興味深い一台が入荷しましたので、こちらをご紹介。
Colnago Dream B-STAY
アルミフレームと言って「いきなりこのバイクかよ!」というズッコケ感、あると思います。
一概に「アルミバイク」と言ってもいろいろあり、このモデルは車体の後ろ三角部分がカーボン化されている、ちょっと懐かしいカーボンバックモデルです。
年代的にはだいたい今から10~15年ほど前のものでしょうか。
フルアルミのモデルでは後ろ三角が過剛性となって、操縦性が悪化してしまう部分から、
このようにカーボン化することで剛性バランスをマイルドな方向へ味付けしたカタチなんですね。
意外なことに重量はフルアルミのDREAMよりちょっと重たい。
カーボンバックは接着接合部分がどうしても重たくなり、
また当時のカーボンは剛性や堅牢性を確保しようとすると、
まだ重量的にも、そこまで軽さを追い求められないジレンマもありました。
カーボンモノコックでのレーシングバイクもだいぶ洗練されつつあったとは思いますが、それでも軽さ、剛性、製品精度のバランスが難しく、
このカーボンバックのスタイルが「最適解」の時代もあったわけです。
しかし、単に時代遅れ旧型モデルとは侮ることなかれ。
Dreamのアルミチュービングは、なんとコルナゴお得意のジルコ加工。
ベースはコロンバスのエアプレーンのチューブセットを冷間鍛造しています。
コロンバスのチューブは非常に精度が良く、工作精度を安定させやすいと言われています。
▲Columbus Airplaneは7000番系のアルミチューブ
高い剛性と引き換えに高い溶接技術を要するチューブセットです。
きちんとメイド・イン・イタリー。
よくよく見ると本当に手が込んだ仕上がりです。
最近はなかなかないですよ、ここまで手の入ったアルミフレームモデル。
カーボン素材の進化もあり、
現在メジャーメーカーでカーボンバックをラインナップしているメーカーはなく
おそらく今後も出てくることはないと思われる「カーボンバック」モデル。
まだ希少というほどではないジャンルではありますが
比較的お安く、ピリ辛な走りが楽しめる刺激的な一台といえるでしょう。
と、おすすめするはずが、なんとソールドアウト!
しかしながらまだまだ「亜熱帯」に熱い、南麻布店のアルミバイク事情。
今後も熱いモデルをご紹介していきますので、是非ご注目ください。
さてそんな熱いアルミバイク事情に合わせて、今回ご紹介する一曲は
Was (Not Was)の1988年のヒット曲 Walk The Dinosaur
印象的なホーンに80’sディスコティークな横ノリサウンド。
オリジナルもかなり良作ですが、印象的なタイトルに歌詞といい映画でもチラホラ使われていてですね、93年の映画スーパーマリオでは……映画そのものの評価は非常に厳しいものでしたが(汗)
ファンクの大御所ジョージ・クリントンがカヴァーしたものが劇中歌として使われていたり、最近ではディズニーのアニメ映画アイス・エイジでも、やはり恐竜モチーフの映画だからでしょうか、カヴァーバージョンが劇中歌として使われてたりと、案外聴いたことある人も多いのでは?
そして、このWas(Not Was)といえば、フロントメンバーのドン・ウォズの出世ユニットですが、自分も改めて調べてみて知ったのですが彼、今はジャズで有名なブルーノートの社長なんですね。
いやはやオドロキ!
というわけで、恐竜と違ってまだまだ滅びぬアルミバイク。
ここはひとつ Ride On Dinosaur ということで、今日はどうでしょうか!