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ロードバイクの中古相場を徹底検証。どれくらいで売れるの? 【ロードバイクの買取専門店ビチアモ】

WRITTEN BYビチアモブロガー・伊藤

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ロードバイクの中古買取や売却を考えた時に、やっぱり気になるのが買取価格。中古市場でロードバイクの買取価格が決定される要因から、具体的に中古相場の高いメーカーとその理由、大凡の買取相場/価格や高価買取のコツまで「ロードバイクの中古相場」についてじっくりと解説していきます!

目次

  1. ロードバイクの中古相場はどうやって決まるの?
  2. 中古相場が高い人気ロードバイクのメーカー 7選
  3. ズバリ!おおよそのロードバイクの中古相場とは
  4. ロードバイクの高価買取(売却)のコツ
  5. 新しいロードバイクの購入を検討されている方に

1. ロードバイクの中古相場はどうやって決まるの?

基本は需要と供給のバランスで決まる。大型系のプロショップのセール金額や、販売台数にも注目。

ロードバイクの中古相場はどのように決まるのか?それはズバリ、モノに対する需要(欲しいと思う人・買い手の多さ)と供給(売られている数・販売者の多さ)のバランスで決まります。人気のバイクは相場が高くなりますし、逆もまた然り。

例えば、人気ブランドの最新カーボンモデルで性能が高く、多くの人が欲しいと思うバイクや、取り扱い店が少なく供給量が限られているブランドの場合は中古相場が高めになりますが、例えば量販店で大量に売られているエントリーモデルや、あまり知られていない(人気の少ない)ブランドのロードバイクの場合は、相場は低くなる傾向にあります。

また、相場の決まる要因はロードバイク本体の定価だけではなく実勢価格もポイント。例えば、大型系プロショップのセール等ではバイクによって定価から40〜60%OFFしていることもある為、そのようなバイクはその実勢価格にひっぱられるように中古相場も低くなってしまいます。

何年モデル?モデルチェンジしているか?コンポ型式の新旧も

中古相場では当然モデルの年数についても重要になってきます。特にモデルチェンジ直後の新モデルの場合、まだまだ中古市場に出ている商品の数が少ないので中古相場はかなり高くなります。反面、旧モデルであったり販売から年月を経ている場合、一部のコレクター品やヴィンテージ品を除き相場は下がる傾向にあります。

なお、フレームの年式だけでなくコンポーネントの年式・モデルも価格が決まる要因のひとつ。コンポーネントもフレーム同様に新モデルの方が人気が高く、また、完成車の場合は装着されているコンポーネントの交換に手間がかかるため、同一モデルのコンポーネントで揃っているほうが需要も高く、相場も高くなりやすいです。

サイズごとの需要の違い・フレームカラーの人気も要チェック

ロードバイクは身長ごとに適正なフレームサイズを選ぶ必要があるため、身長のボリュームゾーンからどこまで離れているのかも相場に影響します。特に大きい(大凡185cm以上)または小さい(大凡160cm未満)適合身長のフレームの場合、需要が限られてしまう点から中古相場はどうしても下がってしまいます。

さらにフレームカラーによっても相場は変動します。ここでもどれだけその商品を多くの人が欲しがるかがポイント。ただ、フレームカラーについては好みもあるため判断は少し難しいところ。とはいえ、Bianchにおけるチェレステカラー、LOOKにおけるモンドリアンカラーなどブランドの顔となるイメージカラーはその分、人気が高いです。また、プロチームが使っているフレームカラーについても、そのチーム自体の規模・人気にもよりますが一定の需要はあるといえます。

ブランドの人気や知名度・限定モデル等の希少性も影響

どれだけいい製品であっても、その良さが伝わらないと売れないもの。ロードバイクにおいても同様で、ブランドの実績やその知名度・人気によっても相場が左右されます。特にブランドイメージについてはかなり重要で、同じ価格帯のハイエンドモデルでも中古相場に倍近い差がついてしまうことも。

ブランドのみならず、モデルの希少性も実際の中古相場には影響が大きいです。分かりやすいのはペーターサガン選手に代表される有名選手・プロチームの限定カラー等、生産台数が限られているにも拘わらず欲しいと思う人が多い商品ですが、それ以外にも絶版の人気モデルや製造の手間からメーカーの生産台数が限られているモデルはその希少性の高さから中古相場も上がる傾向にあります。


誰が売っているか、どこで売っているかでも値段は変わる

例えば、自転車安全整備士・自転車技士・SBM(スポーツバイクメカニック)の資格を持ったロードバイクのプロが心を込めてメンテナンスをし「実店舗」で販売しているUSEDのロードバイクと、個人の方がノークレーム・ノーリターンでネットで販売しているUSEDのロードバイク。仮に全く同じブランド、グレードのロードバイクであっても前者の方が相場は高くなります。これは、ロードバイクという高価な買い物をする時には信用、信頼に起因する「安心感」が価格(相場)に影響している為です。


2. 中古相場が高い人気ロードバイクのメーカー7選

PINARELLO (ピナレロ)

PINARELLO(ピナレロ)は老舗ながら常にロードレースの最前線を走り続けるイタリアのピュアレーシングブランド。2015-2019年の5年にかけて世界最大のロードレースである「ツール・ド・フランス」において5連覇を果たし、性能・ブランド力ともに非の打ち所がないでしょう。

フレーム自体のバランスや性能の高さはもちろん、独特の形状をしたフォークをはじめとした芸術的なフレームデザインや、伝統あるイタリアンブランドといった点からファンも多く、中古市場においても非常に人気のあるメーカーです

TIME(タイム)

多くのサイクリストにとって憧れのブランドのひとつといえるのが、TIME(タイム)。RTM工法という独自カーボンフレーム製法、自社工場での生産にこだわり続け、とにかくフレーム自体の緻密な作りこみが光るブランドです。

製造に手間暇がかかる点から生産台数が少なく、また日本における取り扱い店舗も限られているため希少性が高く価格も高額な点から、「いつかはTIME」という言葉ができるほど。VXRSやZXRSなど絶版になっているモデルの中には、中古市場でプレミアがつくこともある人気ブランドといえます。

スペシャライズド/エスワークス (SPECIALIZES/S-WORKS)

世界レベルのワールドツアーチームで最も多く採用され、ツール・ド・おきなわをはじめとした国内外のビッグレースで数え切れないほどの勝利を積み重ねてきたのがこのSPECIALIZED(スペシャライズド)。プロ選手供給モデルである「S-WORKS」をはじめに、「レースに勝てるバイク」としてのイメージを確立し、多くのユーザーから支持を得ています。

SPECIALIZEDはもちろん、「S-WORKS」はそのロゴデザインや選手モデルという点から非常に人気が高く、現行の最新モデルから型落ちモデルに至るまで中古市場では常にトップレベルに高い相場を維持し続けています。
高価買取NO,1!?中古市場でSPECIALIZEDスペシャライズド(s-works)はなぜ1番人気なのか?買取相場から考察

LOOK (ルック)

世界初のフルカーボンフレームを1986年に発表・レースの現場に投入し、そこから30年以上モデルチェンジ・ブラッシュアップを繰り返してきたカーボンフレームのスペシャリストとして名高いのがLOOK(ルック)。

炭素繊維をカーボンチューブに仕上げる行程まで、自社工場でハンドメイドできる数少ないメーカーの一つであり、その優れた加工技術は他社とは一線を画すほど。トップレベルライダーからのフィードバックや厳しい耐久試験も組み合わさり生み出されたそのフレームは、3年連続のツール・ド・フランス山岳賞獲得、世界選手権優勝と性能に関しても文句なしといえます。

COLNAGO (コルナゴ)

イタリアの高級ロードバイクメーカーとして名高いのがCOLNAGO(コルナゴ)です。2020年におけるダディ・ポガチャルの最年少マイヨジョーヌ獲得を筆頭に、多くのビッグレースで数多くの実績を誇りその性能に関してもお墨付き。また、単に製造元の工場で塗装を施すのではなく、「パマペイント社」という塗装専門の会社に業務委託を行い作り上げられるそのフレームは一種の芸術品といえるほど。

クロモリフレーム全盛だったころから今に至るまで積み上げられてきた歴史に裏打ちされた格式高いバイクはユーザーからの評価も高く、多くのサイクリストにとっての憧れの存在です。

Bianch (ビアンキ)

エントリーグレードからハイエンドモデルに至るまで、鮮やかなチェレステカラーが目を引くBianch(ビアンキ)は中古市場においても非常に人気の高いブランドの一つです。

Bianchはブランドとしての歴史も非常に古く、伝統あるメーカーとして数多くの名車を世に生み出してきましたが、フレームとしてのバランスの良さ・総合性能が高いモデルが多いのが特徴。極端なエアロ性能や軽量性、剛性を持たせるのではなくそれぞれの分野をバランスよく融合させたバイクはレースから普段の練習やロングライドまで幅広く活躍ができ、こちらも非常に人気が高いです。

Cervelo(サーベロ/サーヴェロ)

マッシブなダウンチューブとそこに大きく書かれたロゴデザインが特徴的なcervélo(サーヴェロ)。エアロ性能を最大化したそのフレームデザインは、多くのシリアスライダーにとって憧れの存在です。

最高クラスのエアロ性能を持つのはもちろん、オールラウンドモデルやエンデュランスモデルにおいても運動性能を犠牲にしない範囲でしっかりと空力を最適化し、細かい点に至るまで作りこみの光るモノづくりが特徴的なピュアレーシングブランドといえます。その性能の高さはホビーレーサーを中心に絶大な人気を誇り、中古相場も非常に高いです。

3. ズバリ!おおよそのロードバイクの中古相場とは

実際の中古相場は定価から70%~30%ほど

ブランド・モデル・時期など様々な要因が重なっているので一概には言えませんが、実際の中古相場は定価から70%~30%の間に収まります。ここでも需要と供給量がのバランスで金額が決まるため、モデルチェンジした新モデルや希少性の高いモデルであればその分高くなります。

そこから算出される買取額は上記の50~70%ほどです。例えば、ケーブル受けなどフレームパーツの欠品や使用感の強い状態であれば買取額は下がりますが、逆に走行の少ない美品であれば買取額は高く、掲示した金額の満額での買取となるケースも非常に多いです。

具体的にはどんな感じになるの?

では、こちらのバイクをもとに考えてみましょう。

このバイクの詳細は
フレーム→SPECIALIZED S-WORKS TARMAC SL6 DISC 52サイズ
コンポ→ DURA ACE Di2 R9170 パワーメーター
ホイール→ROVAL CLX50 DISC

となっており、市販されている完成車とほぼ同じスペックになっています。このモデルの完成車定価は1,155,000円。TARMACシリーズはすでにSL7の新モデルが出ているためSL6は少し中古相場も落ちていますが、それでも人気モデルであることに変わりはないため定価の60%前後が相場といったところ。

この金額から大凡の買取額を算出すると、48万~35万円の間に収まります。こちらのバイクは状態もよく美品であったため、45万円にて買取させていただきました。また、実際の事前査定では画像から状態などを確認させていただき、より正確に金額をお伝えさせていただきます。

4.ロードバイクの高価買取(売却)のコツ

こまめなメンテナンス・清掃を!

特にロードバイクの場合こまめなメンテナンス・清掃を行ってあげることで機材そのものの寿命を延ばしてあげることができます。また、同じグレードのバイクでもお持ちいただいた際の汚れや変速調整の状態等によって金額が若干前後するため、買取の際はクリーニングをしていただけると高価買取につながりやすいです。

付属品・説明書は捨てずに保管!

購入時の付属品は、一式で保管をお願いいたします。特にフレームセットの場合、ほとんどが「専用の」ケーブル受け・フレームパーツとなるため、欠品の場合そのままでは組み上げることができず減額になってしまうこともあります。完成車もそのモデル独自の付属品が多々あるため、使わないからと言って破棄せずに確実な保管を強くオススメいたします。買取の際にも付属品の有無については確認しますので、購入の際はもちろん、梱包の際にも漏れがないようご注意ください。

思い立ったら、できるだけ早めの売却を

中古相場は前述したとおり需要と供給のバランスで決まるため、時間が経てばたつほど供給量が増えその分、相場は下がってしまいます。稀に一部の超人気商品は相場が上がることがありますが、ほとんどの場合、時間が経つとともに中古相場は下がりますので売ろうかなと思ったらなるべく早めに売却してしまうのが高額売却のコツです。

店頭持ち込みでの売却

ビチアモーレでは直接、店頭までお持ち込みいただける場合は、梱包資材をお送りする送料や出張買取でお伺いする交通費が不要となるため、その分をさらに上乗せした高価買取が可能です。もし車などで直接お持ちいただける圏内にビチアモーレの店舗がございます場合は、是非、直接店頭までお持ちください。

複数のバイクやパーツ・ウェアなどまとめて売却する

お一人のお客様からバイクやパーツやウェアなど複数買取のご依頼を頂ければ、送料や出張の交通費などを削減できる為、店頭持込と同様ににその分をさらに上乗せした高価買取が可能です。ロードバイクに関係するアイテムであれば基本的に何でも買取可能ですので是非お気軽にご相談くださいませ。

各種買取UPのキャンペーンを活用する

ビチアモーレでは定期的にパーツ・アパレル・完成車などの買取金額UPキャンペーンを実施しております。多くの場合買取金額から5%~10%UPという形になりますが、特に完成車といった高額商品の場合は数万円買取金額がUPすることも。少しでも高く売りたい!という方は是非、公式HPのブログや各SNS、公式LINEアカウントの通知をお見逃しなく。

5. 買取時に必要なモノ

宅配買取の場合、買取申込書および梱包資材(段ボール・緩衝材等)をお送りいたしますが、もちろん店頭持ち込みでもロードバイクの査定・買取が可能です。その際は、下記のものをお持ちくださいね。店頭お持ち込みの場合、事前にご予約いただけますとスムーズな対応が可能です。

・身分証明書

運転免許証等、買取の際におけるご本人様確認のため必要となります。買取の際には、店頭にてコピーを取らせていただきます。

・振込先の口座情報

ロードバイクの買取の場合、買取金額が高額となるケースが多くありますが、ビチアモーレではセキュリティーの都合上、買取金額が10万円以上の場合は、基本的に銀行振り込みでの対応となります。ご指定の口座の口座情報が分かる通帳やキャッシュカード等をご持参ください。買取成立後、基本的には当日もしくは翌日にお振込みの手続きをさせていただきますので、最短当日、遅くとも翌日にはご着金が確認いただけます。

※前日までにご相談頂きましたら10万円以上でも現金でのお支払いが可能です。

・(お持ちであれば)車体の取扱説明書や保証書など

車体の取扱説明書や保証書、防犯登録カードなどがあれば一緒にお持ちください。破棄してしまった!紛失してしまった!という場合でも基本的には買取可能なのですが、スムーズに買取対応のできない事があります。
というのも、現在は人気フレームの偽物、コピー品が数多く出回っている為(しかも年々、精巧になっています)真贋の鑑定にお時間を頂く場合がございます。
個人取引のオークションやフリマアプリ、海外通販でのご購入は是非ご注意くださいませ。

ビチアモーレなら東京/横浜/名古屋/芦屋/福岡の実店舗にお持込を頂く持込買取はもちろん、ご自宅に伺う出張買取や往復の送料無料の宅配買取も可能。
思っていたよりも高く売れた!気軽に売却できた!というお喜びの声を多数、頂いております。ロードバイクの高価買取ならビチアモーレに是非おまかせください。
なお、販売額20万円以上のバイクは委託販売システムのご利用も可能です。
まずは下記お問合せフォームより、事前査定をご利用ください!

記事執筆:伊藤 守

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