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芦屋店スタッフ 銀二的 「ロードレースのリスクマネジメントとは??」

WRITTEN BYbiciamore

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こんにちは、芦屋店スタッフのぎんじです。

飛行機に乗ると高地トレーニング、ではなく高地超回復した気になって、気分が上がります。
※科学的根拠は皆無です。雰囲気のみ。

前回の日曜日、私にとって今年大一番のビッグイベント「ツールド宮古島」に出場して参りました。

ニュース等でご存知の方も多いかと存じますが、私が出場した74kmカテゴリーにおいて、ゴール直前に死亡事故が発生致しました。
亡くなられ方に、心よりご冥福をお祈り致します。

私自身の順位としましては総合36位、年代別3位になりました。
この結果も皆さんからの温かい応援、またエールを頂けたからこそ、と思っていますm(_ _)m
本当にありがとうございました!!

いつもなら面白み溢れるレースレポートをお届け致しますが(※自称)、今回は少し違う視点でお話をしたいなと思いました。

ロードレースを頑張っている方、これから挑戦を考えている方、普段サイクリングを楽しんでいる方にも考えて頂けましたら幸いです。

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ロードレースのリスクマネジメントとは??

この度、宮古島をグルッと一周してきましたが、実は景色を楽しむ余裕はございませんでした!
もちろん、強度が高く、また集団の密集度が高く、不測の動きが多々ある中で、

海キレイだなぁ、道や風が気持ちいいなぁ、さすが宮古島だなぁ。

とはならず、現実は、

急な進路変更怖いな、、ガッ。ガッ。おいおい、狭いスペースに上がってくるからペダルがヒットしてるやん。。

な展開がございました。
小さな接触でも、スピードが出てると結構怖いモノです。

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上記の体験から今回は、レース中に私が気をつけた以下の6つについてお話したいと思いますm(_ _)m

①視線を高く、周りを見渡す。

②進路変更は必ずチョット後ろを確認。

③危ない人の後ろにつかない。

④比較的、安全なスポットに留まろう。

⑤小さな声掛けを大切に。

⑥真っ直ぐ走る。

では、それぞれをしっかり説明させて頂きます。

①視線を高く、周りを見渡す。

→これ、とても大切です。気が付けば前の人のお尻しか見えていない。ありがちですが、大変危険です。
なぜなら、何秒か先の未来を予測できないから。
急なコーナーがでてくるのか、下りから上りに入り集団が詰まるのか、誰が逃げたのか。
状況を判断する上で、適切な視界を持つことは非常に重要ではないかと思います。

②進路変更は必ずチョット後ろを確認。

→今回のレースでは残念ながら、8割の人が後ろを確認せず進路を変えていました。
中には斜行をする人まで。
これは絶対ダメです、落車を発生させる原因になります。
進路を変えたいとき、レース中はスペースがあるかを顔だけで良いので、チョコっと確認しましょう。
※たまに全身を後ろに向けようとして、進路を変えちゃう人がいます。

③危ない人の後ろにつかない。

→斜行、急な進路変更(後ろを確認しない。)、真直ぐ走れてない、減速+ダンシングなどなど。
なるべく抜いて、前を走りたいですね!

④比較的、安全なスポットに留まろう。

→今回のレースだと、右側が異常に乱れていて左側が比較的キレイに流れていました。
最初右側にいたのですが、ブレーキ&ゴーが非常にしんどい。
途中から左に移動すると、なんと走りやすいことかと・・・
「常時の怖い」がない場所に逃げることも非常に重要ですね!

⑤小さな声掛けを大切に。

→レースだとめちゃ怒鳴ってる人を多くみます。私は命の危機でない限り、得策ではないと考えます。
進路を無理に塞いでくる人がいれば、威嚇ではなく、相手に伝わる声量で「ここにいます。」と伝えることが大切です。

⑥真っ直ぐ走る。

→当たり前に感じますが、今日一大切な内容かと思っています。頑張ってる時に、真っ直ぐ走れるでしょうか。心拍が限界を超えそうな時、下を向いていないでしょうか。
普段のライドから意識を持つこと、またスキルアップの練習を取り入れてみたりが良いかもです。
是非いつまでも磨き続けたいスキルです。

レースを楽しむためにも、安全の輪を。

「レースは落車がつきものだ。」

「落車を経験して、速くなっていく。」

こんな言葉はありえないと思っています。
体にキズができたり、心がキズついたり、最悪なケースには命を落とします。

この「命を落とす。」可能性が、一般ライドに比べロードレースでは高くなります。
これがレースにおける最大の「リスク」です。

これを何よりも理解し、ひとりひとりが対策を講じた上でのスポーツとして、ロードレースがこれからも有り続けることを私は願います。

この度はややレースの影にフォーカスいたしましたが、レースをしていて良かったなぁと思えることもたくさんあります。
今回で言いますと、私が中学時代に切磋琢磨させて頂いたYさんやHさんに数年ぶりにお会いできたこと。

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↑写真のYさんはなんと!70代の部にて優勝されておりました!
お会いできたことはもちろん、Yさんの優勝は自分の事の様に嬉しかったです☆彡

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↑また帰路の便が同じになったHさん、なんと関西空港から自宅まで送って頂く事に(泣)
通勤ラッシュの電車に自転車を持ち込むことに抵抗がありましたので、
めちゃくちゃ助かりました、、、。。。
本当にありがとうございます!!!

長らくお会いできてなかった方たちと再会できる「場」が、レースであることがしばしばあります♪
この様に「レース」の走る以外にも、楽しみな点は多々あります!
様々な「リスク」と「楽しむ」を天秤にかけて、これからも上手く付き合っていきたいものですね♪

レースには関係ございませんが、海水温が冷たく、また強風の影響から海を満喫できなかったことが
非常に心残りでございます。。。
7月からLCCが飛ぶみたいなので、機会があればリベンジに行きたいと思います!!←ただの海遊びかい。

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