Bianchi Infinito CVの組み付けをご依頼頂きました。
WRITTEN BY西社長 blogSさんよりカンパ(スーレコ)のコンポをNEWフレームに
乗せ替えたいのですが・・・とご依頼を頂きました。ありがとうございます。
今回、新しく組み付けるフレームは、
Bianchi(ビアンキ)Infinito(インフィニート)CV。
このフレーム、Counter Vailシステムという特許技術で作られた「振動を除去」する優れモノ。
ロングライドでは僅かな振動が積み重なり疲労へと繋がる訳ですが、そういったイヤな振動を大幅カット。
実際、私も同フレームに乗らせて頂いた事がありますが、
いつもならガタガタする路面もスーっと滑らかに走行できて
おぉ!スゲー!!と凄さを体感しました。
数キロだけお借りしたのですが、
もし、100km、150kmを越えるロングライドだとホントに疲労度は歴然と違ってくるでしょうね!
・・・と、余談はこれくらいにして組み付けを始めましょう。
まずはコラムをカット。
基本的には組み外したバイクと同じ高さに設定しますが、
ジオメトリーが若干異なる為、余裕を残しておきます。
切ってしまうと後戻りできないですからね!
※先ほど納車させて頂いたのですが、ポジション確認の後、
再度8mmほどカットさせて頂きました。
続いてBB(ボトムブラケット)の圧入です。
最近、BBの規格が同じモデルでも年式によって異なりで戸惑ってしまうのですが、
Bianchi(ビアンキ)Infinito(インフィニート)CVのBBは、PF30(プレスフィットサンジュウ)規格。
カンパのBBを装着する場合は、ウルトラトルク用 BB30(68×46)のBBカップが適用します。
圧入はパークツールの ヘッドワン圧入工具(HHP-2)を使います。
BBの装着が完了しましたらクランクを取り付けます。
忘れないようにBBカップのクランク側には、脱落防止のクリップを装着。
そして、前後ディレイラー、前後ブレーキを装着し、
ブレーキワイヤーを張ろうと思ったところ・・・・
トラブル発生!
トップチューブのサドル側出口のプラスチックキャップが外れません!
無理に力をかけて外そうとすると周りの塗装をペリッとしてしまいそうです。
うーーーん、困った!
しかし、ご安心ください。
中古屋として数々のバイクのワイヤー問題を解決してきましたので、
これくらいでしたら朝飯前。いや、前日の夜飯前。
ワイヤーに糸を括りつけて後ろ側から通し、
フロント側から出す。
ワイヤーだけを抜いて糸だけが貫通した状態にしてから、
通したいワイヤーに糸を括りつけて後ろから引っ張れば・・・・
無事に通す事ができました。
そして、シフトワイヤーについてはシマノのケーブルライナーを施工。
フレームとワイヤーが擦れてフレームがキズ付く事が防げますし、
これを装着した方が変速のスムースさが長続きする気がします。
シフト、ブレーキワイヤーが張れました。
チェーンを適切な長さでカットして、
変速の調整、ブレーキの調整を再度行えば・・・
完成です♪
うわぁ~メッチャかっこいいですね!
納車後にブラケットをチェレステからブラックに変えられるとの事ですが、
ブラックだと更に引き締まった印象になるでしょうね!
最新の4本アームのクランクもカッコイイですが、5本アームのクランクもやっぱりカッコイイ♪
という事でビチアモ東京でもコンポの組み換え、組み付けを絶賛、受け付け中です。
お気軽にご相談下さいませませ~♪