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LOOK (ルック) 675 Light のメンテナンスを行いました

WRITTEN BYbiciamore

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LOOK 675 アルテグラ6800組 カンパ シロッコ35mm仕様のバイクをお預かりしました。

 

「違うっス 675 Lightっす」←S君。

 

訂正、LOOK 675 Light アルテグラ6800組 カンパ シロッコ35mm 仕様のバイクをお預かりしました。

 

トップチューブとステムが一直線になっているのが675シリーズの特徴ですね。

 

 

LOOk 675 light
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鬼の啼く街@夜の六甲アイランドで出会って以来、当店のイベントや夜錬に積極的に参加してくれるS君はナントU20!

 

圧倒的な若さ、体力とスピードを駆使し、ほのぼのとした夜錬を阿鼻叫喚の地獄絵図

いや楽しい夜ポタから放課後の部活へと変えてくれた彼から

 

 

「クランクが超シャリシャリ言うんです」

「変速がクソですフロントはマジ終わってます。」

 

 

と超分かりやすい相談を受けたのでお預かりする事に。

 

 

前後ホイールを外し、メンテナンススタンドへ固定。

手始めにクランクを引っこ抜いてシャリシャリ音の原因を確かめます。

 

マットカーボンと蛍光イエローの組み合わせがカッコイイですね。

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案の上、クランクとプレスフィット式BBの間に砂利がびっしり詰まってました。

 

シマノのホローテックⅡは構造が単純かつメンテナンスが容易なので

最低でも半年に一回、もしくは雨天走行後はクランクを引っこ抜いて掃除する事をオススメします。

 

クランクがなかなか抜けない時はシャフトをゴムハンマーで叩くと抜けますので

容赦なくガツンと魂込めて叩いて下さい。

 

 

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自分としてはBBの汚れよりコチラのほうが気になりました。

恐怖のチェーン落ちによるキズ。

 

 

おそらくチェーンがインナーギアの内側に落ちた状態でクランクを回してしまったのでしょう。

画像の通りクリア層が剥がれただけなので今回はセーフ・・・・・・・・・ですが

カーボン層まで捲れたりえぐれたりすると下手すりゃ一発廃車コースです。

 

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手元にクリアー塗料がなかったので、取り敢えず厚手のテープを貼っておきました。

あくまで超応急処置の為、時間がある時にお預かりしてタッチアップする事にしましょう。

 

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クランクとBB、ついでにフロントディレイラーも洗浄してクランクを元通りセット。

 

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よく見るとフロントディレイラーにチェーンキャッチャーが装着済ではあーりませんか。

にも関わらずチェーンが落ちてあのようなキズが入ってしまうという事はつまり、機能していないという事です。

 

チェーンキャッチャーとチェーンの隙間を2mm程に狭めておきました。

これでその役割を果たす様になるハズです。

 

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フロントディレイラーはケーブルをペンチで引っ張って張り直しをしました。

テコの原理を利用したシマノの新型デュラエースとアルテグラFDの性能はピカイチです。

 

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ステムのフェイスプレートを見ると上辺のボルトがやたら強く締め付けられてるせいか、

横から見ると超斜めになってました。

 

しかも右斜め下のボルトがナメてバカになっていました。

恐らく単品で取り寄せとなるとビックリな値段であろうステムがアホゥになるまえに治療をせねばなりません。

 

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天の声

「六角レンチで回すタイプのボルトがナメて回せない時はトルクスのアーレンキーを使ってみましょう。」

 

 

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無事ボルトが緩んだので、同サイズの物に交換しトルクレンチで均等に締め付けました。

因みにボルトは私物のへなちょこステムからの移植です。

 

 

他にも自分が気になった箇所をチェックしてメンテナンスしましたが、

 

 

ホイールの、俗に言う使用感がすごく薄くなってたり、

トップチューブのキズが消えていたり、

キャリパーブレーキに詰まった砂利が無くなってたり

スプロケが新品のように輝いていたりしているのは気のせいです。

 

 

 

 

 

 

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