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初心者におすすめのビンディングペダル5選をプロが徹底解説!

WRITTEN BYbiciamore

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ロードバイクを購入したとき、最初に選ばなければいけないアイテムの一つにペダルがあります。
「完成車」と書いてあるのにペダルは付属していないのが、悲しいかなロードバイクの常識なのです。

「初めてのロードバイクでいきなりビンディングデビューは不安・・・。」
「ずっとフラットペダルだったけど、そろそろビンディングペダルにしてみようかな?」

そんなあなたにビンディングペダルのメリットや、種類とおすすめペダルを伝授します!

かく言う私も「ビンディングペダルが外れなくて立ちゴケしたら・・・。」
という不安もあり、最初の一年間はフラットペダルでロードバイクに乗っておりました。

しかしフラットペダルではロードバイク本来の性能を生かしきれないと断言できます。
みんな最初は怖いです。でもその先にはきっと素敵なロードバイクライフが待っているはず!

この記事を読んでビンディングペダルへの最初のひとこぎを踏み出してみませんか?

1. ビンディングペダルのメリット、デメリット

1-1. メリット

とっても簡単に言えば
「バイクコントロールがしやすく」なり、
「疲労を分散」でき
「人の力を効率よく推進力に変える」ことが可能です!!
ビンディングシューズの記事でもビンディングの魅力について説明しておりますので、そちらもご覧ください!

「ビンディングシューズの選び方とおすすめメーカー5選!」

1-2. デメリット

ビンディングペダルを試した事のない方や使い初めに不安を感じるのが立ちゴケです。
上手くはずせず転けてしまうという事はありますが、まずは安全な場所で片足ずつスムーズに脱着できるようになるまで練習してみてください。

ビンディングシューズとペアで使うペダルですので、普通の靴でビンディングペダルを漕ぐと、少し踏みづらいです。
乗れないことはないですが、不安定で力が伝えづらいので乗っていてあまり気持ちよくありません。
メーカーによってはフラットペダルに変換するアタッチメントが発売されているので、普段乗りの際はそちらがおすすめです。

2. おすすめのビンディングペダルの種類

おすすめのビンディングペダル1. SPD SL(SHIMANO)

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4000円台~
走行性:★★★★☆
着脱性:★★★☆☆
見た目:★★★☆☆
コスト:★★★★★

シマノのロードバイク用ビンディングペダルです。
耐久性が高く、お財布にも優しいので初心者におすすめできるペダルになります。
高い信頼性からシェア率が非常に高いので、ビンディングペダルと言えばこれを思い出す方も
多いのではないでしょうか。

シューズに取り付けるクリートは、「黄 3°」「青 1°」「赤 0°」の三種類があり、それぞれで
ペダルと接合したときの動き幅が違います。
初めてなら一番可動域の広い黄色がおすすめです。
基本的にはこの黄色のクリートがペダルに付属していますが、購入する際にご確認ください。
動き過ぎると感じる、またはクリート位置が定まってきたら変えていくのもいいと思います。

消耗品であるクリートの値段が1000円台と安く、amazon等どこでも手に入りやすいのがおすすめポイントです。
強いて欠点をあげるとすれば、人とかぶりやすいぐらいでしょうか。

おすすめのビンディングペダル2. SPEEDPLAY

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17800円~
走行性:★★★★★
着脱性:★★☆☆☆
見た目:★★★★★
コスト:★☆☆☆☆

やや値段は張りますが、見た目のかわいさと豊富な色のバリエーションで人気の高いビンディングペダル。
他メーカーと違い固定する機構がクリート側についているので、ペダル自体は非常にシンプルです。
クリートにもとからカバーがついているので、歩行耐久性だけで言うならNo.1です。(あくまで他メーカーとの比較です。長く使う為にもあまり歩かないようにしましょう。)

クリートの位置調整の自由さは随一です。
3穴タイプのビンディングシューズに取り付ける際は「シム」というプレートを挟む必要があります。
新品だと馴染むまでちょっと時間がかかったり、壊れやすい固定機構の交換部品が売ってない(クリート交換になり結構高い)などの難がありますが、それに目をつぶっても使いたいと思えるようなペダルです。

おすすめのビンディングペダル3. LOOK

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6500円~
走行性:★★★★☆
着脱性:★★★☆☆
見た目:★★★☆☆
コスト:★★★☆☆

全てはここから始まった、元祖ビンディングペダルです。
シマノ同様、「赤 9°」「グレー 4.5°」「黒 0°」の3色のクリートで遊び角度を選ぶことができます。
シマノと可動角度が違うので、どちらかがしっくり来なかったときに試してみるのも手です。

使用感に関してはシマノに近い…いや、シマノがLOOKに寄せてきたのだと考えましょう。
スムーズな回転性能も魅力的で、耐久性も十分
上位グレードは驚異的な軽さを実現していますが、軽量カーボンパーツが割れやすくいわゆる”決戦用”な側面があります。

通常のクリートに加え、滑り止めがついた「グリップクリート」が発売されています。
クリート単体の値段は2000円弱とシマノより若干お高いです。

おすすめのビンディングペダル4. TIME(MAVIC)

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4900円~
走行性:★★★★★
着脱性:★★★★☆
見た目:★★★★☆
コスト:★★☆☆☆

クリートはMAVICのペダルとの互換性があります。
特徴は独自の「フローティング機構」
他メーカーは足先を支点にして踵が扇状に動きますが、TIMEのペダルは左右の水平方向にも
わずかに動くことから「膝に優しいビンディングペダル」として有名です。
踏み込まずにクリートキャッチする感覚が癖になるサイクリストも多数いるとかいないとか。

クリートは約3000円とやや高価で、しかもなかなか売っていません。
こまめにカバーをつけクリートも大切に扱いましょう。

TIMEも上位モデルはかなり軽量で、性能の高さはもちろんですがシュッとした見た目もポイント高いです。

おすすめのビンディングペダル5. SPD(SHIMANO)

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4000円台~
走行性:★★☆☆☆
着脱性:★★★★★
見た目:★★☆☆☆
コスト:★★★★★

こちらはシマノのマウンテン用のビンディング規格ですが、ロードバイクにも取付可能。
SPD対応のビンディングシューズは歩くことを想定されているので、街乗りで使用するのにも向いています。
ただ、より速く走りたくなったときに物足りなくなる可能性があります。

金属製のクリートは擦り減りづらく1000円ちょっとなのでかなりお手頃。

固定力は上記のべダルたちと比べると弱いので初めてのビンディングペダルとしておすすめできます。
クリートは二穴タイプに対応したビンディングシューズにしか取り付けができないので、購入の際はチェックしておきましょう。

以上、おすすめの5つのビンディングペダルをご紹介しました。
それぞれに個性や特徴がありますが、一番おすすめしたいのは最初にご紹介した「SPD SL」です。

何かと出費がかさむロードバイクという趣味。
「初めてのビンディングペダル」として選ぶならば、性能とコストパフォーマンスを考慮してこちらを選びます!
同じシマノの「SPD」もビンディングデビューにおすすめです。

どちらか迷ったときは自分がどんな風にロードバイクに乗りたいか考えてみましょう。
例:
ロードバイクは移動手段。目的地でけっこう歩く→SPD
ロードバイクに乗ることが目的。より走行効率を求める→SPD SL
…といった感じで想像してみると選びやすいかもしれません。

ちなみに、コストなど度外視するならば、個人的なおすすめはSPEEDPLAYです。

どのビンディングペダルもロードバイクに乗るために考えつくされています。
今回ご紹介したどのビンディングペダルを選んでも、新たなロードバイクの魅力に気付くことができるでしょう。
さぁあなたもバチンとクリートをはめて、颯爽と走り出してみませんか?

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