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ロードバイク用 軽量ハンドルの選び方とおすすめモデル7選。ポジションを変えて軽やかな走りを!

WRITTEN BYビチアモブロガー・伊藤

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ロードバイクにある程度乗りなれてくるにつれて、より快適に走れるよう自分のポジションは気になるもの。

ハンドルは交換の手前が多い点から、あまり積極的に交換する機会はないかもしれません。でも、ここをしっかりと自分の好みに合ったものに交換することで、ダンシングでの振りの軽さや、特に下ハンドルを握ったときの走りやすさにつながります。

なかなか交換する機会のないパーツなので、せっかくならワンランク上の軽量ハンドルを使ってみるのがオススメです。今回はそんな軽量ハンドルのオススメについて紹介していきます。

目次

  1. ロードバイク用 軽量ハンドルのメリット・選び方
  2. ロードバイク用 軽量ハンドルのデメリット・注意点
  3. ロードバイク用 軽量ハンドルのおすすめ8選
  4. ロードバイク用 軽量ハンドルを手放すなら

1. ロードバイク用 軽量ハンドルのメリット・選び方

ダンシングの際の振りが軽くなる・パワーの伝達効率UP

ハンドルはフレームの中央に対して左右に位置する部分のため、ここの軽量化はそのままダンシングの際の振りの軽さに繋がります。また、完成車についているハンドルは多くの場合低グレードで剛性も低いものがほとんどなので、上位モデルを使うことで剛性UP・スプリントやアタックの際に上半身の力をしっかりと推進力に変えることができます。

カーボンハンドルの場合、振動吸収性UP

ハンドルは乗車中、唯一手が触れる部分であり路面状況による振動を始めに感じるのもこの部分からです。カーボンハンドルはその素材の特性上、剛性をかなり自由にコントロールできるため、ほとんどのモデルは適度なしなりを持ち路面からの微細な振動をカットしてくれます。

特にロングライドや長距離のエンデューロレースなどであれば、わずかでも蓄積されていく疲労は後半になればなるほどきつく感じられるもの。あまり目立たない部分ではありますが、その分周りと差をつけられるポイントでもあります。

2. ロードバイク用 エアロ ハンドルのデメリット・注意点

アルミハンドルの場合、錆に注意して定期的な洗浄を。

金属である以上、どうしてもサビは生じてしまうもの。ぱっと見ではさほど汚れが目立たなくとも、バーテープを伝ってしっかりと手汗が染み込んでしまっています。特に最も握る時間の多いブラケットポジションにはSTIレバーのクランプバンドがあり、ここも錆や腐食が生じてしまいがちです。よほどのことがない限りハンドルが折れてしまうことはないですが、それでも強度は下がるため下りやダンシングで力を込めた際にレバーがずれてしまったり、最悪の場合ハンドルの変形にも繋がります。

走行中にハンドルを破損してバランスを崩してしまうと、多くの場合落車につながってしまいます。特に下りのダウンヒルの際であれば最悪の場合命にかかわるため、定期的な状態確認と洗浄をおすすめいたします。

リーチ・ドロップといった握り心地を大事に

ハンドルは乗車中常に体が触れる部分の一つです。特に丸ハンドルは種類も多く好きなものが選べるため、一度手にしっくりとなじむモノを探してみてはいかがでしょうか。リーチ・ドロップといった数値だけでなく、普段のライドでどのような握りをしていて、どのような形状をしていれば楽になるのかを一度考えてみるのもオススメです。

また、ハンドル幅もエンド部分の芯―芯となっているモデルが多いですが、中には外―外となっていたり、ブラケット部分とエンド部分の幅に差があったりとこちらも選択肢は多いです。自分の肩幅や、今使っているハンドルの幅と比較して広くするのか狭くするのか考え直してみてはいかがでしょうか。自分のライドスタイルに合うものはきっとあるはずです。

3. ロードバイク用 軽量ハンドルのおすすめ7選

Shimano Pro(シマノ プロ)のおすすめ

PRO LT COMPACT(プロ LT コンパクト)

定価:¥3,500(税抜)
重量:317g(400mm・メーカー公称値 )

初めてのハンドル交換であれば、この「PRO LT」シリーズがオススメ。ハンドルのリーチ70mm、ドロップ125mmと初心者や手の小さい人にとっても扱いやすく、下ハン部分も握りやすいオーソドックスな形状にまとまっています。

ハンドルの素材には強度と軽さのバランスの良い6061アルミ合金を使用し、ダブルバテッド加工を施すなど、エントリーグレードのアルミハンドルながらしっかりとした剛性を確保しています。ハンドル自体の価格も安く幅の種類も豊富なため、複数購入して比較するのにもオススメです。

PRO VIBE (プロ バイブ)

定価:¥12,000(税抜)
重量:240g(メーカー公称値 )

Vibeシリーズといえば、スプリンター御用達の高剛性モデルでプロレースの現場でもおなじみのモデル。特にこのハンドルは最高レベルの剛性を誇り、その硬さはまるで岩のよう。エアロハンドル・カーボンハンドルが主流になりつつあるワールドツアーレースの現場でも、あえてこのハンドルを使う選手も多いです。

その剛性の高さは上半身の力を余すことなく伝え、スプリントやアタックの切れ味を上げてくれること間違いなし。若干振動吸収性に難はありますが、体重の重いヘビー級ライダーや短距離のクリテリウム等にはオススメの一本です。

Deda(デダ)のおすすめ

ZERO 100 RHM HANDLEBAR
(ゼロ 100 RHM ハンドルバー)


定価:¥12,100(税抜)
重量:248g(420mm・メーカー公称値 )

強度が強く軽量な7000番台のアルミを使用し、軽量性とアルミハンドルらしい高い剛性を両立したのがこの「ZERO 100」のハンドル。Dedaのハンドルは他社と違いハンドル幅をエンド部分の外-外で測っているため、細かいサイズ調整が可能なのもメリットですね。

クランプ部がΦ31.7となっているためステムもDedaの製品で揃える必要がありますが、ハンドルとステムのブランドを揃えることでバイクの見た目もぐっと引き締まります。また金額もカーボンハンドルに比べてかなりリーズナブルなため、アルミハンドルの高い剛性感が好みの方は是非。

SPECIALIZED(スペシャライズド)のおすすめ

S-WORKS CARBON SHALLOW ROAD BAR
(エスワークス カーボンシャロー ロードバー)

定価:¥27,500(税抜)
重量:200g(420mm・メーカー公称値)

「Rider-First-Engineered」を掲げ、乗り手にとって最適なフレームを開発し続けているスペシャライズドですが、その考えはハンドルといった他のパーツにも引き継がれています。その中でもプロユースモデルたるS-WORKSシリーズの一つがこのハンドル。

人間工学を生かした設計となめらかなそのハンドル形状は、カーボンハンドルの振動吸収性と相まって快適性を大幅に向上してくれます。また、珍しくエンド幅360mmというかなり小さいサイズがラインナップされているのもメリット。特に女性や小柄なライダーにとっては、一考の余地ありです。

FSA(エフエスエー)のおすすめ

FSA K-FORCE COMPACT (FSA ケーフォース コンパクト)

定価:¥36,000(税抜)
重量:180g(400mm・メーカー公称値)

FSAはハンドル・ステム・シートポストを古来から手広く展開している歴史のあるブランドであり、この「K-FORCE」も非常にスペックの高い逸品です。カーボンパーツに対する加工技術も高く、200gアンダーという重さに反して非常に高い剛性を誇っています。

FSAのハンドルの特徴として、ブラケット部分よりもエンド部が少し広くハの字型に設計されており、スプリントの際に力をこめやすくなっています。その高い剛性と相まって、ダンシングでのアタックやスプリントの際に最後の後押しをしてくれること間違いなしです。

3T(スリーティー/トリプルティー)のおすすめ

ROTUNDO TEAM(ロトンド チーム)

定価:¥35,000(税抜)
重量:200g(メーカー公称値)

昨今コンパクト形状のハンドルが市場の大半を占めていますが、中にはより深い前傾姿勢を取りたいというライダーも多いはず。そんなライダーにはシャロー形状(通称丸ハン)であるこのハンドルがオススメです。

リーチ83mm、ドロップ139mmという長めのポジションを持ち、特に下ハンドルにおいてより深い前傾姿勢を取ることが可能です。コンパクト形状は当たり障りがなくまとまっているけど、何か物足りないな…と感じているのであれば、一度試してみてはいかがでしょうか?

ENVE(エンヴィ)のおすすめ

ENVE BAR ROAD COMPACT DROP
(エンヴィ バー ロード コンパクト ドロップ)

ENVEといえばハンドル界における高嶺の花。高品質のカーボンを使い、ワールドツアークラスのトップスプリンターのパワーにも耐えうる剛性、高い性能を持っています。かのマーク・カヴェンディッシュがスプリントで数々の勝利を収めていた時に使っていたのもENVEのハンドルでした。実績・性能共に世界最高峰のハンドルと言えるでしょう。

純粋なハンドルとしてのスペックの高さはもちろん、ハンドルバー用Di2ジャンクション対応のドリリング穴や、エンドプラグが不要となるようにバーエンド部分に折り返し機構がついており細かい作りこみの光る逸品です。ロードバイク乗りであればいつか使ってみたい憧れのハンドルですね。

4. ロードバイク用 軽量ハンドルを手放すなら

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記事執筆:伊藤 守

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