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ロードバイク用コンポーネント・ブランド毎の特徴とオススメモデル6選。普段のライドがワンランクアップ!

WRITTEN BYビチアモブロガー・伊藤

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目次

  1. Shimano (シマノ)コンポーネントの特徴
  2. Campagnolo(カンパニョーロ)コンポーネントの特徴
  3. SRAM(スラム)コンポーネントの特徴
  4. ロードバイク用コンポーネントのおすすめ6選
  5. ロードバイク用コンポーネントを手放すなら

1. Shimano (シマノ)コンポーネントの特徴

Shimano (シマノ)コンポーネントのメリット

シマノは日本のメーカーらしい、正確な変速性能が何よりも魅力です。下位グレードのモデルでも、調整をしっかりとしてあげれば狙った段数まできっちりと変速してくれます。走行中での変速ミスや不具合等も少なく、安定した走りにつながります。

また他ブランドの同グレードのモデルと比べると価格は割安です。国内メーカーなだけありスモールパーツも充実しており、一部部品がなくなってもすぐに取り寄せ・交換が可能なのもうれしいポイントですね。

Shimano (シマノ)コンポーネントのデメリット

正確無比な変速性能と軽い重量、リーズナブルな価格とアフターサービスと非常に完成度の高いシマノのコンポーネントですが、逆にそこがデメリットともいえます。変速自体かなりかっちりと決まるので、あまりコンポーネントを機械として操作している感覚は薄いかもしれません。

また完成車付属のコンポーネントや市場におけるシェアのせいでもありますが、圧倒的に被ることが多いです。とはいえシェアの高さは非常に高い完成度の裏付けでもあります。特にこだわりがなければ、シマノのコンポーネントを選べばまず間違いないでしょう。

2. Campagnolo(カンパニョーロ)コンポーネントの特徴

Campagnolo(カンパニョーロ)コンポーネントのメリット

カンパニョーロの魅力といえばやはりそのデザイン性の高さでしょうか。現行のモデルはもちろんですが、10sやそれ以前の旧モデルにもその世代ごとの味があり、根強いファンも多いです。他ブランドと比べ角のとれた落ち着いている雰囲気は、クロモリといった細身のフレームと相性抜群。特にレバー部分はエルゴノミックデザインを活かし、しっかりと手になじむような作りになっています。

また、変速性能もしっかりと決まりますがその中でも若干の遊びがあるのもポイント。シマノと違い、コンポーネントを操作している感覚を楽しめます。調整は少し難しいですが、ロードバイクに乗ること自体の楽しみにつながりますよ。

Campagnolo(カンパニョーロ)コンポーネントのデメリット

デメリットとしては少々値段が高いということでしょうか。新品定価であれば最上位モデルのSuper Recordであればグループセットで大凡40万円、その一つ下のグレードのRecordで大凡30万円ほどとかなり高額になります。

また、変速フィーリングは人によっては好みが分かれるかもしれませんね。合う人にとってみれば良いかもしれませんが、かっちりと決まるシマノとは違った変速フィーリングのため、事前に一度試乗や操作性のチェックをオススメします。

3. SRAM(スラム)コンポーネントの特徴

SRAM(スラム)コンポーネントのメリット

SRAMの魅力は他のブランドにない尖った仕様のコンポーネントがある、というところかと思います。例えば、機械式コンポーネントとしてはシマノ・カンパニョーロと比べて100g以上軽量な「RED」シリーズや、電動変速においてはじめて無線式の変速を実現した「E-tap」などがあります。またオフロードの分野でもSRAMは評価が高く、そこで培ったノウハウを生かしシングルスピードといったグラベル・シクロクロス向けのコンポーネントも豊富です。

特に無線式の「E-tap」シリーズは他ブランドにない取り付けの便利さや高い操作性を実現しています。12sコンポーネントをいち早くリリースするなど、その時々のトレンドを数多く取り入れているのも魅力の一つですね。

SRAM(スラム)コンポーネントのデメリット

デメリットとしては、やはりCampagnolo同様割高であることが挙げられます。また軽量性を重視したモデルの場合、実用可能な耐久性を確保しつつ最大限軽くするといった作りとなっているため、雑な扱いをすると破損につながりやすいです。

また、国内でのユーザー数の少なさ・代理店の取り扱い店舗から見てもスモールパーツや保守部品の入手が難しい、といった点が挙げられます特にマイナーなパーツであれば海外まで在庫確認・発注となり納期が1ヶ月待ち…なんてこともままあるため、こまめなメンテナンスをオススメします。

4. ロードバイク用コンポーネントのおすすめ6選

Shimano(シマノ)のおすすめ

DURA-ACE(デュラエース)R9100 シリーズ

シマノコンポーネントの最高峰であるデュラエース。11s世代のデュラエースからクランクの剛性アップ・ブレーキのブースタープレート採用やFDに調整機構を持たせたりと細かな面でのアップデートが行われ、さらに完成度を高めたのがこのR9100シリーズです。

デュラエースは耐久性やメンテナンス性を犠牲にすることなく、全てが高い水準でまとまっているのが特徴。シマノコンポーネントの中で最も軽く、最も変速性能が高いにも関わらず、非常に高い耐久性やメンテナンス性を誇っており、レース機材としては非の打ち所の無い完成度を誇っています。

Ultegra (アルテグラ) R8000 シリーズ

ULTEGRA(アルテグラ)はミドルグレードながら、その変速性能はデュラエースとほぼ同等ながら、素材のグレードを落とすことでデュラエースの約半分の価格を実現するなど非常に高いコストパフォーマンスが魅力ですね。細かい部分の作りこみはやはりデュラエースに軍配が上がりますが、基本の性能自体はほとんど遜色ない程度といえるでしょう。

また完全なレース機材であるデュラエースとは違い、幅広いユーザー層の使用を考え様々なモデルがあるのもポイント。グラベルやオフロードを走る際に、チェーンのバタつきを抑えるクラッチ機構を搭載したRXシリーズのリアディレイラーや、34tといったワイドレシオのスプロケットもラインナップされています。

Campagnolo(カンパニョーロ)のおすすめ

Record (レコード) シリーズ

Campagnolo(カンパニョーロ)といえばやはりこのRECORD(レコード)がオススメ。コンポーネントという概念をもたらしたカンパニョーロが初期からラインナップし、時代とともにアップデートを繰り返されてきました。トップグレードのSUPER RECORD(スーパーレコード)ももちろん素晴らしいコンポーネントですが、どちらかといえばRECORDがオススメです。

というのも、RECORDの時点で変速機としての性能や構造は完結しており、スーパーレコードとの違いはほとんど素材の仕様・重量差のみとなっています。またRECORDは過度な軽量化を行わず、しっかりと耐久性も確保しつつ大型パーツにカーボンを取り入れるなどで性能と重量の両立を図っています。カンパニョーロの歴史に積み重ねられた変速性能や使い心地を堪能したいなら是非。

CENTAUR(ケンタウル)シリーズ

CENTAUR(ケンタウル)シリーズは一時期ラインナップから消えていましたが、2017年に11sグレードとして復活しました。上位グレードの構造を踏襲しつつも、リーズナブルな価格を実現しており初めてカンパニョーロを使ってみたい!という方にお勧めの逸品。

また、シルバーカラーもラインナップしており、クロモリを始めとしたオールドバイクとの組み合わせは抜群といえるでしょう。クラシカルな雰囲気を出しつつも、しっかりとした変速性能も確保することができますよ!

SRAM(スラム)のおすすめ

RED(レッド)シリーズ

ヒルクライマー御用達の超軽量コンポーネントと知られているのがこのRED(レッド)シリーズです 。その重量はグループセット合計 1778g (リムブレーキ仕様)と驚異の数値。これはShimano・Campagnoloの最上位グレードよりも100g以上軽く、圧倒的な軽量性を実現しています。

スプロケットの中空構造やカーボンクランクの採用など、他ブランドにない革新的なアイディアが魅力といえますね。また、レバー部分やリアディレイラーをはじめとし大きく「SRAM」のロゴが入っているのもカッコいい。特にバイクカラーを赤黒基調でまとめたい、という方には是非お勧めです。名前も「RED」ですし。笑

FORCE E-tap AXIS(フォース イータップ アクシス)シリーズ

唯一無二の無線式電動変速として発表された「E-tap」シリーズのセカンドグレードがこのFORCE E-tap AXIS(フォース イータップ アクシス)シリーズです。E-tap シリーズを使ってみたいけれども、REDは高くて中々手が出ない…という方にはオススメのモデル。

E-tap は前後ディレイラー・レバー部分とそれぞれバッテリー管理をしなければいけない点が少し手間ですが、それを補ってあまりあるだけの単純な操作性を誇っています。また無線式ということもありワイヤールーティングやケーブル配線など気にせず取り付けもカンタン。ボタン一つでサクッと決まる変速は普段のライドの快適さをワンランク上げること間違いなしです。

5. ロードバイク用コンポーネントを手放すなら

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記事執筆:伊藤 守

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