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雨の日におけるロードバイク走行のメリットデメリット、コツやその後のメンテナンスを完全解説!【ロードバイクの中古買取・販売専門店ビチアモーレ】

WRITTEN BYビチアモブロガー・伊藤

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梅雨入りが始まり、一週間のうちに一日は雨模様な週が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?もっとも関東では観測史上初の猛暑が続いていますが、、、

この時期は休みの日にロードバイクでライドに行こうと思っても雨予報や急に降られる場面が多くてげんなりする…という方も、最近になって初めてロードバイクにハマってしまったけど、走っている最中に雨が降ってきたらどうしよう…と不安になっている方もいらっしゃるかと思います。

今回はそんな方に向けて、ロードバイクで雨の日で走る際の注意点やコツ、走り終わった後のメンテナンスについて解説していきます!

<目次>

雨の日にロードバイクに乗るメリット・デメリット

ざっくり言うと↓↓

雨の日は事故を起こしやすい
車体に対するダメージも大きい
身体のダメージもあるので、無理に乗る必要は無い
レースに向けて雨の日の対策をするのならアリ

そもそも前提として、明確な理由が無ければ雨の日にはロードバイクに乗らないほうが良いかと思います。なぜなら、雨の日というかなり危険な状況で乗るのは、正直デメリットの方が大きいです。

具体的には、これだけのデメリットがあります。

・事故を起こしやすい
・車体に対してもダメージが大きい
・風邪をひくリスクが高い

順番に説明していきましょう。

事故を起こしやすい

自動車において雨の日の事故の発生件数は晴れの日と比べて約5倍であり、事故のリスクが高いと言われていますが、これはロードバイクにも当てはまります。

4輪駆動の自動車と比べてロードバイクは2輪、しかもオートバイ等と比べて車重も軽量、タイヤの設置面積も小指一本分ほどと非常に小さいです。

さらに、オートバイのようなフルフェイスヘルメット・自動車におけるフロントガラスもないため視界は非常に悪いです。もっと言えば、プロテクターやバンパー等もないため、転んだ際にほぼ間違いなくケガをしてしまいます。

そういった点からも、雨の日に乗るのはリスクが高いと言えるでしょう。

車体に対するダメージが大きい

雨の日に乗ると、泥はねであったり雨粒による汚れがつくためそれだけで車体に対するダメージがあります。特にチェーン・スプロケット・クランクといった部分は雨による水溜まりなどを通過していく内に砂や泥汚れが入ってしまい、ガリガリと駆動部分を削っていきます。

また車体に使われている金属部分の中でも、ボルトやベアリングといった鉄でできているパーツであればサビが生じます。特にクロモリ系のバイクに乗っている方は雨の日は極力避けたほうが良いのではないでしょうか…

ブレーキが効きづらい・タイヤが滑りやすい

現在主流になりつつあるディスクブレーキでは雨の日でも安心して走ることができますが、それでも晴天時と比べてブレーキは効きづらくなります。リムブレーキの場合、速度にもよりますが制動距離は大凡2倍ほど伸びることも。その分、いつもよりも慎重にブレーキをかけているつもりでも、急な下りや車の動きに対応しきれなくなることもあり、危険度は高いといえます。

また、雨の日はタイヤのグリップ力が弱まるため転倒のリスクが非常に大きいです。視界の悪さも相まって、危険な路面状況の判断が遅れたてしまった結果、濡れたマンホールをコーナリングしている際にタイヤが滑ってしまい転倒…というのはオートバイやロードバイクといった二輪車の場合よくある話です。

風邪をひくリスクもある

また、意外と見過ごされがちなのが身体に対するダメージです。子供の頃、雨の中濡れながら帰った翌日に体調を崩したり熱を出してしまった…という経験はありませんか?

そもそも雨の中を走っているとその分体温が低下してしまうことから普段よりもエネルギーの消費量が増えますが、びしょぬれのまま止まって休憩を取ったり補給職を食べる、ということは中々しづらいはずです。結果としてエネルギー不足のまま走り続け免疫力を落とし、風邪をひいてせっかくの休日をダメにしてしまうリスクが高まります。

と、ここまで雨の中で走ることに関してのデメリットを書いてきましたが、もちろんメリットも全くないわけではありません。では、雨の日に走るメリットについても説明していきます。

雨の日の練習は雨の日にしかできない

当たり前ではありますが、雨の日の練習は雨の日にしかできません。お前は何を当たり前のことを言っているんだというお叱りの声を頂きそうですが、これはレースに出る方・本気で勝ちたいと思っている層にとっては十分メリットと言えるのではないかと思います。

前述した通り、雨の日に走ることのデメリットはかなり多いです。ただロードレースは基本的に雨天でも開催されます。そんな時、ある程度普段から雨の日に走ってバイクコントロールや制動距離について体感して限界を知っておくことが大事なわけです。そもそも雨の日に走ったことがなくいつもレースでのぶっつけ本番で走ることになる、、、という方は一度雨の日の練習を取り入れてみるのがオススメです。

雨の日に走った経験があればあるほど、そうでない周りのライダーに対して差をつけることができます。勝利のために攻めた走りが求められるレースの現場において、落車のリスクを下げ対応に余裕を持たせることができるのはかなりのアドバンテージなのではないでしょうか。

……とはいえ、お金をもらっているプロ選手ならともかく、趣味として乗るのであれば健康な状態で楽しむのが一番大事かと思いますよ。雨の日でも楽しめるし安全に走れるという方であれば、全然問題ないでしょう。ただ今の季節は急なゲリラ豪雨や夕立など、雨の中を走るつもりは無くとも出先で降られてしまうということも多いです。そんな時に備えて、雨が降った際の走行のコツを説明していきます。

出先で雨に振られることもある。そんな時どうする??

ざっくり言うと↓↓

危険度が高いのでブレーキングは慎重に
練習として走る際も攻め過ぎない
雨宿りをして回避するのも一つの手

ブレーキングは慎重に

デメリットの項目でさんざん書きましたが、雨の日はただでさえ悪い視界の中、制動距離の増加やグリップ力の低下など落車のリスクが大幅に高まります。いつもよりも2倍早めのブレーキングを心掛けましょう。

リムブレーキの場合、軽くブレーキングをしてリム上の水を取ってからブレーキングすることで制動力を上げるといったこともできます。が、そういった小手先のテクニックよりもまずは慎重な走りで雨の中でのバイクの挙動やコントロールについて感覚を覚えることのほうが優先です。

制動距離をいつもよりも多く見積もり、タイヤのグリップに対する安全マージンを長めにとることで、少しずつ雨の日のライドに慣れていきましょう。

練習として走っていく中でも、慎重に走るのがオススメ

集団で練習している場合は、制動距離が伸びている分車間距離に余裕を持たせましょう。突然のトラブルにも対応しやすくなりますし、落車してケガしてしまえばトレーニング計画の大幅な見直しを必要とされるので落車せずにしっかりと練習に取り組むのが一番費用対効果は高いです。

また、特に気を付けてほしいのが路面状況。雨の日のライドでは砂利が見えづらい・水たまりの中に見えない何かがあるかもしれないという不確定要素が常に付きまといます。

練習として走っている以上ある程度自分や機材の限界を探るのは勝つためには必要かと思いますが、それは雨の中でも比較的きれいで障害物がないであろう道でやりましょう。ブラインドコーナーを抜けた先に大きな石が散乱していた、なんて状況になってしまえば回避することはかなり難しいです。

そうならないためにも、周回コースを選び最初の1~2週は路面状況の確認とアップに費やすなどして、雨の日のライドで濡れた路面への対処に集中できる状況を作りましょう。

すぐに止みそうなら、雨宿りするのもアリ

と、ここまで雨の日のライドにおける心構えや対応について書いてきましたが、そもそも雨の中走るぐらいであればサッと雨宿りするのもアリです。最近は雨雲レーダーの精度もかなり高く、30分後の雨雲の動きをリアルタイムで地図上表示してくれます。

夕立といった短時間で止むであろう急な雨であれば、食事休憩などと割り切ってコンビニで休憩してしまうのが一番安全です。ただ、雨に濡れてびしょぬれの状態でガッツリ休憩すると急激に体温が奪われるため、あくまで降り始めたタイミングでサッと雨宿りするのがオススメです。

雨宿りしたら、キレイなアサガオが咲いてました^^

雨の日ライド後のメンテナンスは?

ここまで雨の日ライド中の対応について書いてきましたが、走り終わった後の対処も重要です。むしろトレーニングにおいてはこの回復をどこまで真剣に取り組むかで練習成果が変わってくるといっても過言ではありません。ではいきましょう!

ざっくり言うと↓↓

一番最初に身体のケアを最重視
金属部分の水分だけふき取っておけば最低限OK
翌日にまとめて洗車するのがオススメ

まずは風邪をひかないように

雨の日の後のメンテナンス、というとどうしても車体をイメージしがちですが、まず一番メンテナンスとケアが必要なのは雨の中走った後の疲れた身体です。

雨の日のライドは体力的な消耗ももちろんですが、路面状況や視界不良など普段のライドと比べてかなり神経を使う局面が多いので、頭を休ませる意味でも帰宅直後・体が冷えないうちに湯舟につかるのはかなりオススメです。もちろん、その後食事で栄養補給も忘れずに。

ロードバイクに乗り始めた頃だと、雨の後にすぐに車体のメンテナンスをしないと!と焦ってしまう気持ちもあるかと思いますが、趣味として乗っている以上、怪我や病気無く楽しみ続けることができることが一番重要ではないでしょうか。

金属部分の水分を取る

帰宅後身体を休めた後、体力が回復したらチェーン・スプロケット・クランク付近といった金属部分の水分はふき取っておきましょう。よほどのことがない限り一日二日でひどいサビが発生することはありませんが、放置しておけばいずれ発生します。

初期段階で早め早めにふき取っておくのが後々のためです。ついでに、パーツの欠損やクラックなど、深刻なダメージが無いか確認しておきましょう。

晴れた日にまとめて洗車してしまうのがオススメ

金属部分の水分をあらかたふき取れたら、いったんバイクは置いておき翌日や翌々日の晴れた日にまとめて洗車してしまうことがオススメです。雨で汚れたフレームやホイールをまとめてキレイにでき、チェーンの清掃も注油もできるので一石二鳥といえます。

もちろん完璧を求めるなら走行直後に雨で濡れた部分の汚れを全てふき取り、その日のうちに注油などするべきですが、正直時間もかかりますし雨の日の走行で疲労の溜まったその日にするのは時間的にも体力的にもしんどいのではないでしょうか。

しっかりと金属部分の水分さえふき取っておけば、1日や2日で急速にサビることは考えにくいですし、都度都度細かくメンテナンスをするよりもまとめて洗車してしまうほうが効率的かと思います。

洗車が難しいなら、乾燥をしっかりと

とはいえ、翌日に仕事があったりそもそも毎日雨続き…という状況ですぐに洗車することが難しい場合もあります。その場合は、車体全体をしっかりと乾燥させてあげましょう。

乾燥といってもそこまで難しいことではなく、車体全体の水分を軽くふき取った上で、扇風機&エアコンの除湿機能を用いて自然乾燥させてあげればそれでOKです。

それだとフレーム内部に溜まった水が残らない?と不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、ほとんどのメーカーはそういった過去の問題にも対応しています。今販売されているほとんどのロードバイクはBBからしっかりと水が抜けていくような構造になっているので、そこまで気にする必要は無いかと思います。

シートポストを抜いて車体をさかさまにする…というのはよく言われますが、結局は水が抜けていくのがBB側からシートチューブに変わっているだけなので、正直そこまでする必要はないのではないでしょうか。

ただクロモリ、しかもビンテージフレームの場合はフレーム内部の水分が車体のサビに直結します。さらにフレームに水抜け穴が用意されていないモデルもあるため、シートポストを外して乾燥させるというのは必要かもしれません。

では、最後に雨の日の備えてのオススメアイテムをいくつか紹介します。

雨の日に備えるオススメのアイテム

ここまで雨の日は無理に走る必要はない・身体のケアが大切と書いてきましたが、空模様が不安定だったり突然の雨に降られることは誰しもあります。そこで、雨の日にしか有効活用できないフェンダーや雨具などではなく、走りの軽快さを保ちつつも晴れの日も雨の日もどちらの日にも効果的なオススメのアイテムを説明していきます。

バリアスコートのようなコーティング剤

洗車が終わったタイミングでこういったガラスコーティング剤を塗布しておくことで、普段のライドから雨の日まで車体の汚れが付くのを防いでくれます。

施工は少し面倒ですが、その分バイクをキレイに保ち本格的な洗車の頻度を落とせるので手間を省けることを考えれば非常にオススメのアイテムです。なにより、クリーニング後にガラスコーティングを施した車体やパーツはとても美しいですし、それだけでモチベーションが上がります。

この手のコーティング剤はいくつかありますが、筆者のオススメはやはりバリアスコートですね。少し価格は高いですが非常に使いやすく、また価格の高さも納得のいくクオリティに仕上がります。

ジレ/ウインドベスト

ウインドベストとしてのジレであれば突然雨が降ってきた際のちょっとした体の濡れを抑えてくれます。濡れたジャージのまま走っていると、走行中の風を受けて信じられないレベルで寒さを感じるため、そういった風をシャットアウトしてくれる意味で非常に優秀なアイテムです。

夏場はいらないかもしれませんが、ヒルクライム後のダウンヒルでの汗冷え防止やちょっとした気温の変化に対応できるなど、厳冬期を除いたオールシーズンで幅広く活躍してくれるので一着持っていて絶対に損はないかと思います。

購入するなら、画像のように前面が防風素材・背面がメッシュなど通気性の良い素材を使っていてコンパクトに折り畳めるものがオススメです。ジャージのバックポケットに入るサイズで走行を妨げることなく、要所要所で活躍してくれること間違いなしです。

アイウェア(できればクリアレンズ)

Photo taken with Focos

ロードバイクの下りでは初心者でも時速50kmは簡単に出せます。というか出ます。

これが激しい雨が降っているような状況だと、そもそも眼を開けていることですらしんどく感じることは結構多いです。というか、そもそもハイスピードで激突してくる雨粒が痛いんですよね。そんな時に役立つのがアイウェアです。

特に視界の確保はそのまま安全性の確保に直結するので、雨の日のみならず普段から是非使ってもらいたいアイテムです。曇りや雨の日でも使うことを想定するのであれば視界は明るいほうがいいので、クリアレンズを別途用意するか比較的視界の明るいタイプのレンズを買いましょう。

特に筆者のオススメはOakleyのJaw Breakerです。正直使っている人が多すぎて被ってしまうのが嫌!という人も多いかもしれませんが、やはりサイクルスポーツ向けに専用設計されているだけあって視界の安心感が半端じゃありません。

昨今は多種多様かつオシャレなアイウェアが様々なメーカーから出ていますが、やはりその中でもJaw Breakerはオススメです。何が凄いって、Oakleyの他のラインナップが拡充され新モデルが出ている中、初登場した2015年から7年経過した令和の今の今でも売れつつづけているほど完成度の高いモデルなんです。一度使ってみれば、それだけ長期間売れ続けている・愛されていることが分かるかと思います。

とはいえ、新品定価は3万円オーバーと高嶺の花であることもまた事実。先ほど紹介したジレをはじめとしたサイクルウェアも、しっかりしたものを買おうと思えばそこそこのお値段を要求されます。

また、アパレル製品の特性上毎年のようにモデルチェンジがあるため、お気に入りのデザインがいつの間にか無くなっているなんてこともよくある話です。

そんな場合は、USED市場を活用するのも手です。

ウェアは新品で買うと高い/欲しいものの在庫が無い…

と、お困りのあなた。Amazonで中華サイクルジャージや安いアイウェアに手を出すのはちょっと待ってください!

USEDであればその金額に少し上乗せするだけで、しっかりとしたブランドのジャージやサイクルウェアを買うことができます。もちろんOakleyのような超人気ブランドはそこそこのお値段がしますが、それでも定価の半額以下であることがほとんどです。

ビチアモーレではUSEDサイクルウェア・パーツについてメンテナンス・クリーニングを行った上で販売を行っています。お得にウェアを買いたい!気に入るデザインのものを心ゆくまで探したい!とお考えなら、こちらのヤフオク!ストアページを一度見てみてくださいね。

https://auctions.yahoo.co.jp/seller/cyclejersey

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