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東京~仙台 沿岸ライド記!その4

WRITTEN BY早ぴっぴ news
荒浜の海にて。水平線とトップチューブの平行が小気味よい。

こんにちは。南麻布店スタッフの早ぴっぴこと早川です。
4日かけて東京〜仙台を走る太平洋沿岸ライド、その1その2その3を経て、今回が最終4日目の記録です。
(前回をまだご覧になっていない方はそちらを先にどうぞ!リンクから飛べます。)

前日はついに仙台に到着しました。
最終日の4日目は仙台周辺をチョロチョロ走った後、輪行で帰る感じ。
なので朝もゆっくりと、のんびり出発しました。

津波避難道路。

海沿いを目指して走って行きますが、近くなるにつれて津波避難道路や避難方向を示す掲示が。
こんなものまであるとは。地域に与えた衝撃の大きさが伺えます。

荒浜小学校遺構。今も避難場所として機能していて、上の階には備蓄倉庫も。
1階部分は被災した時の状態を留めています。

到着したのは荒浜という地区。
ここには荒浜小学校という津波被害を受けた遺構があります。
この旅で小学校の遺構は3つめ。
しかし荒浜小学校は遺構としてのみではなく、実際に津波が起きた時の避難所としての機能を残しています。
他にも堤防はもちろん、「避難の丘」という高台を作ったり、逃げ場所をあちこちに作っているようです。

サイクリングロードの途中で見た避難の丘。

荒浜小学校のすぐ近くには、津波で流された集落の家屋基礎が当時のまま保存されています。
家の中のトイレや風呂場なども外から見えて、地面も抉られ、今回の旅で一番、津波の威力がわかる遺構でした。

荒浜の集落家屋遺構。
なぎ倒されバラバラになった家屋と抉られた地面が、津波の威力を伝えます。

またこの日は3月10日で、震災のあった前日。
近くの慰霊碑には喪服の方々やお坊さんが来ていて、お経や線香をあげていました。
長いこと手を合わせる方などもいらっしゃり、その心中は察して余りあります。

集落遺構近くの慰霊碑。

慰霊碑のすぐ裏には真新しい堤防があり、登れば波濤が打ち付ける紺碧の大洋。
街と海の近さを感じますね。

集落のすぐそこに海。
サイクリングロード。道が新しく快適でした。

海沿いにはサイクリングロードがあるので走り、少しだけ南下した閖上(ゆりあげ)という地区に。
ここの慰霊碑も訪ねたりしまして、最後に着いたのは閖上にあるサイクルスポーツセンター!
まさか自転車の施設があるとは思わずびっくり。
200円で周回コースを走れるということで、走ってきました。

閖上の日和山公園。隣が震災メモリアル公園。
震災メモリアル公園。慰霊塔があり、津波の到達した高さに合わせて作られているとのこと。
名取市サイクルスポーツセンター。

周回コースでオルトレXR3に乗った方に声をかけると、仙台市内のサイクリストだそうで。
仙台周辺のコースや自転車事情など教えてもらいながら一緒にゆっくり走りました。
あとこの方は消防職員だということで、震災当時はお勤めではなかったものの、当時の市内の状況や現在の備えなどについても聞かせてもらえて、まさにこの旅のラストにふさわしい邂逅だったなと。

出会った方のオルトレXR3と記念写真を撮らせてもらいました。

そうして仙台駅まで戻り、輪行して新幹線で帰宅。
3日かけて着いたのに、帰りは2時間そこそこというのは変な笑いが込み上げます(^^;
トラブルもあったし、訪ねたのは負の歴史ばかりではありましたが、意義のある楽しい旅でした!

輪行で帰宅。さらば仙台!

ここまで4パートにわたりお付き合いいただき、ありがとうございました。
この記事が誰かのサイクリングへの刺激となったなら、それに勝る喜びはありません。
それでは、また次の記事で!^^

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